今年の選抜に出場した九州国際大付属は大会初日第2試合で群馬代表の
前橋育英との対戦が決まった。
‘初日の第2試合で相手は関東勢’と聞いて正直‘またか’と思った。
九国大付の選抜出場は29年前の82年に続いて2度目だが、その時も初日の
第2試合で横浜商と対戦しているので2度続けて初日第2試合・しかも関東勢と
いう因縁があるのだ。
九国大付が最初に甲子園出場したのは79年夏だが その時の対戦相手が
横浜商で1回裏のチャンスを生かせずに1-6で敗れ、勝った横浜商はベスト4
進出した。
次に出場したのは82年春で前年秋の九州大会で鹿児島商工に敗れ準優勝で
甲子園に乗り込んだのだが対戦相手は再び横浜商。
1回に先制されたものの4回に追い付きながら5回に勝ち越され1-2で雪辱
ならず、勝った横浜商は再びベスト4に進出している。
今回の選抜は それ以来の出場になるのだが、実は九国大付は前年秋の九州
大会で前回同様・鹿児島代表の鹿児島実に敗れて準優勝での出場になっている。
しかも前回同様 初日の第2試合を引いているのだから、何とも面白い因縁では
ないか。
ちなみに選抜に出場した82年は夏も出場を果たし日大二相手に4-2でリード
しながら雨で流れてノーゲームに終わり、再試合では一旦逆転したものの6-9
で打ち負けている。
そして一昨年の夏出場した時は開幕戦で常総学院と対戦し0-4から逆転勝ち
し4度目の出場で初勝利を挙げると2回戦でも樟南(旧・鹿児島商工)に3-1で
勝ったのだが、3回戦で帝京に3-1から追いつかれサヨナラ負けを喫している。
面白いのが82年夏に逆転勝ちした日大二は2回戦で池田に敗れたのだが、
一昨年勝った帝京もベスト8で県岐阜商に敗れている。
こうしてみると九国大付は これで甲子園出場は春夏あわせて5度目になるが、
全て初戦は関東勢との対戦となっている。
これも面白い現象ではないか。