野球解説への怒り

 今日は珍しくMLB中継がなかったので午後からのホークス対ライオンズ
のみをTV観戦した。
 国営の衛星放送での観戦だったが解説が酷くて腹が立った。
 というのも2-1とリードされたホークスが4回に四球で出塁したズレータが
続く柴原の2ベースで一気に還り同点、なおノーアウト2塁でカブレラが三振し
後続も倒れて同点止まり。
 続く5回に寺原が1アウト後に細川のソロで勝ち越され更に2アウト3塁から
片岡のタイムリーで勝ち越され盗塁後、中村のポテンヒットでこの回3点目が
入り5-2と主導権を握られてしまった。
 寺原は先制してもらった直後の2回にAカブレラからあっさり同点ソロを浴び
3回には2アウトランナー無しから失点するなどリズムも悪く間の悪い
ピッチングをしており同点に追い付いてもらっ直後の被弾、それもホームラン
バッターではない細川に打たれているので寺原の不甲斐なさが全てと見ていた。
 すると国営放送の解説者は「カブレラがランナーを進められなかったから」と
強調し全て悪いのはチームバッティングができないカブレラと言わんばかりだ。
 確かに右方向に打ってランナーを進められればとは思うが後続が本間と山崎では
心もとない、しかも相手はエースの西口だから右方向へは打たれないような
ピッチングをするのは当然だ。仮に右方向へ打ってランナーが3塁に進んでも
8番、9番で点が入る可能性は高いとは言えない、それよりも2塁にランナーが
いるので2塁手は右打ちに備え塁間を固めるから三遊間が空きやすい、引っ掛けて
ショートゴロを打った方がタイムリーになる可能性もあるのだ。
 MLBや今年の夏の甲子園ではこういう場面では引っ張ってタイムリーが出る
ケースが多々あり高校野球解説者は意外に「たまたま結果がよかっただけ」とは
けなさない。5点前後リードされたチームが初球からどんどん打って凡退しても
高校野球解説者はほとんどが「コントロールのいい投手相手に四球は望めないから
打っていくしかないのでいい攻めだ」と言うがプロ野球解説者の方が同じ場面で
同じ事をすると「もっとじっくりボールを見ていかないと」と批判する。
 日本人がプレーする事によってMLBの面白さがアグレシブな姿勢にあると
野球好きは分かっているし盛り上がった今年の高校野球もアグレシブな内容の
試合が多かった、例えば智弁が帝京戦の1点差で迎えた9回裏ノーアウト1,2塁で
右打ちなどは指示しなかったはずだ。
 人気低迷がささやかれるプロ野球に必要なのがアグレシブな姿勢なのだが肝心の
語り部である解説者達が昭和の時代の価値観で試合を解説しているのが人気低迷の
片棒を担っているという事実を重く見る必要がある。
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コメント
 
 
 
こんにちは。 (Mike)
2006-08-28 13:59:24
 ちょっとお伺いするのが遅れましたが、ブログ開設おめでとうございますvv 特撮だけでなく色々な話題があって面白そうな内容ですね。これからちょこちょこ寄らせていただきますので宜しくお願いします。あ、先日(と言っても、もうひと月前になるんですねえ…)はお会い出来てとても楽しかったです
 
 
 
レスです (こーじ)
2006-08-29 06:59:48
 >Mike様

 こちらこそ宜しくお願いします。

 ついついマニアックになりがちですがご容赦を(笑)

 時の経つのは早いですね、もう夏休みも終わりますし

 
 
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