カープの好調はマエケンがいないからこそ

好調カープを支える“赤ヘル打線”が止まらない!6人に3割超の可能性も…

 交流戦を挟んで11連勝中だったカープは広島マツダスタジアム
で今日行われたスワローズ戦で、2-5で敗れ84年以来の12連勝は
ならなかったものの6月を終えて45勝30敗2分の+15で2位のジャ
イアンツに9ゲーム差を付けている。

 昨シーズンはエースの前田健太がカープでの最後の年で、黒田
博樹がNYヤンキースからカープに復帰したという事から優勝候補
筆頭と予想する評論家もいたほど。

 それに対して今シーズンは前田が抜けて黒田も衰え始めるという
事からBクラス予想が多かったのだが、むしろ首位を独走する形で
好調なシーズンを送っている。

 個人的には前田健太が抜けたからこそチームが団結したのでは
ないかと思うのだ。

 昨年は前田がいたものの前年活躍した4番のブラッド・エルド
レッドが不調に陥るなど得点圏打率がリーグ最下位という惨状
だったのに対し、今年は3分ほど上がっており得点力がアップ
し たのが分かるだろう。

 投手陣も野村祐輔が復活しただけでなく、ルーキーの岡田明丈
や 6年目の中村恭平ら新しい戦力が台頭してきた形だ。

 どうしても前田のような大エースがいると無意識のうちに野手
だけでなく他の投手陣にも安心感が与えられる代わりに依存心も
生まれるのに対し、大きな柱が抜けた事からそれを補おうとして
新戦力が台頭するし打線の援護も受けやすくなる。

 ‘家貧しくて孝子出ず’とか‘金持ちのドラ息子’というように 恵まれ
ない環境だからこそ知恵を働かせて人材が育つのに対し、 金が
あり過ぎると知恵を働かせる必要がないので放蕩三昧になる
という事だがカープに関しては前田健太という大エースのおかげ
で他が頼ってしまっていたのが今年はいなくなったので投手陣は
団結し野手陣は援護点が多くないと勝てないので点を取るモチベ
ーションが昨年と比べて段違いなのだろう。

 ホークスが11年に日本一になった翌年の12年に杉内俊哉と和田
毅にデニス・ホールトンが抜けて‘Bクラス落ちも’と囁かれた の
だが、ルーキーの武田翔太がブレイクしたり大隣憲司が覚醒し
たりとチーム防御率は懸念されたほど下がらなかったように中心
選手が何らかの形で穴を埋めるケースは多いのだ。

 それを考えるとジャイアンツの菅野智之が先日まで防御率0点
台だったのに勝てなかったのは投球が凄過ぎて野手陣が安心して
しまい、援護点が少ないからというのも十分頷ける話ではない
だろうか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 蚊の襲撃に遭... 俊藤光利は‘溝... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。