内山 V11で来春米進出だ!無敗の前WBA王者と交渉中 会長が明言
昨日のスポーツ紙に大晦日に11度目の防衛戦を行うWBA:Sフェザー
級王者の内山高志に、勝てば次はラスベガスで前WBAフェザー級王者
ニコラス・ウォータースとの対戦が有力と載っていた。
ニコラス・ウォータースといえば西岡利晃と激闘を演じたノニト・
ドネアをKOした強豪で体重苦から1階級上げるのは確実と言われた
だけに、国内最強と言われる内山にとって名を上げるのに最高の
相手だろう。
ただし気になる事があるとすればビッグマッチが噂されると日本人
世界王者は取りこぼすというもの。
例えば元WBC:Sライト級王者だった浜田剛史は元王者レネ・アルレ
ドント相手のリターンマッチに勝てばラスベガスでヘクター・カマ
チョ戦が噂されていたし、元WBA同級王者・平仲明信も初防衛に成功
すればフリオ・セサール・チャベスとの統一戦も語られていたわけ
だが共に防衛に失敗している。
また挑戦者のフローレスという名を聞くと我々の世代では具志堅
用高の14度目の防衛を阻んだペドロ・フローレスを思い出す。
ペドロ・フローレスが具志堅に挑んだ時は7位という事で軽く見ら
れていたものの打たれ強くスタミナの塊で連打が出るという要素が
具志堅にとって相性が悪く、具志堅自身も防衛新記録を作ってモチ
ベーション喪失状態だったといった理由もあった。
ただし今回の内山はウォータース戦に向けてモチベーションは
高いだろうし、ビッグマッチ前の取りこぼしというジンクスも西岡
利晃が克服しているので大丈夫だろうとは思う。
とにかく拳を痛めるなどのケガがなく しっかり防衛してウォータ
ース戦にこぎつけて欲しい。