親孝行できたかな・・・・・

 既に記しているように11月22日に蒲田時代の師匠である根本憲一先生の還暦
祝いが行われたので、21日から1泊2日で上京したのだが実は北九州からの
往復はオヤジと一緒だったのである。
 
 羽田空港に到着して2人で京浜急行で私は蒲田で降りたのだが、オヤジは実兄
と会うのに横須賀中央まで行ったのだった。

 オヤジは5人兄弟の3番目で宇美町に住んでいる上の兄が4年前に亡くなった
時に横須賀に住んでいる下の兄は、リュウマチの影響などで長い距離を歩けない
ため葬儀には出席してなかったので‘久しぶりに会いたいし、一度横須賀に行って
見たい’と言っていた。

 ちなみに私からすれば横須賀の伯父さんは01年3月の私の結婚式で来福して
以来、オヤジも会ってないのだから私が‘毎年1月と5月に上京する時のどちら
かで一緒にどうか?’と誘っていたのだが基本的に1月は寒いし5月は次の週に
祭りがあるので その準備に出かけるケースがあるのでスケジュールが合わな
かった。

 そこに師匠の還暦祝いの話が来たので‘今度こそ’と思って誘ったのだ。
 北九州空港発の羽田往復便は早朝便や最終便を2ヶ月前に予約すると片道
11,500円と割安なのだが、地元から空港までは車がなければ厳しい所だけに
私が上京する時がチャンスだった。

 オヤジも76歳なので先送りしていたら行けずに悔いを残しかねないし、横須賀の
伯父さんは82歳だから年齢に不足はないから行けるうちに行かないと・・・・と説得
し、一時は‘行ったら疲れるから’と言って渋るところを‘横須賀で家にずっといたら
疲れんやろう’と言って誘い出したのだった。
 
  ちなみに9年ぶりに会ったからこその笑えるエピソードを1つ。
 当初 伯父さんは品川駅まで迎えに行く予定だったものの、足の状態に自信が
持てないという事で自宅から最寄の横須賀中央駅での迎えになったらしい。

 ところがオヤジが横須賀中央駅に着いても伯父さんらしき人は見当たらず30分
ほど待ってしびれを切らしタクシーで伯父さん宅に行くと伯母さんが出てきて‘一緒
じゃなかったの?’と言われたので慌てて戻ったそうだ。

 そしてウロウロしているうちに腰の曲がった‘いかにも老人’という感じの人が
オヤジが到着した時からベンチに座っていたので声をかけると何と伯父さんだった
らしい。

 まぁオヤジも帽子を被りマスクとサングラスを着用しているので伯父さんは分から
なかったらしいし、オヤジも まさかあそこまで腰が曲がった人が実兄とは思わな
かったというもので、これが更に人が多い品川駅での待ち合わせだったら大変な
事になっていた。

 伯父さんが市内観光に‘連れて行こう’と言うのをオヤジは‘積もる話をした
方が’と断り21日の午後から22日の夜まで伯父さん宅で一緒に過ごしたらしい。

 22日の最終便で一緒に帰ったのだが心なしか嬉しそうに見えたので、少しは親
孝行できたかなと思ったのだった。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (前略鷹男)
2010-12-13 06:42:06
私の母は今年で78歳。
足腰が弱い母の為と思い、契約社員から 社員となる話も断って帰ってきましたが 仕事で悪戦苦闘。

逆に心配させる羽目になる時期もありましたわ(苦笑)

こーじさんは最高の親孝行をしたと思いますよ。
 
 
 
ありがとうございます (こーじ)
2010-12-13 23:17:03
>前略鷹男様
 それは大変ですね、気持ちお察しします。

 とはいえ親のそばにいるというのは最高の親孝行ですし、特に母親は強いといっても80前になると分かりませんからね。

 
 
 
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