リチャード・キール=ジョーズのインパクトが強過ぎて

 先週と今週BSーTBSでOAされている007シリーズの私を愛した
スパイ&ムーンレイカーに登場する悪役が、リチャード・キール
でシリーズ唯一の2作品連続での登場になっていた。

 何せ2m18㎝の長身を誇る大男で当然ながら凄まじい力持ちだ
けでなく鋼鉄の歯を持っており、これでサメすら食いちぎるとい
う無双の強さを持つわけだインパクトは強い。

 しかも鋼鉄の歯と怪力だけでなく鋼のボディを持つため格闘戦
での打撃も全く通じずボンドも苦戦の連続という事になるのだが、
それだけでなく電車から放り出されても車や高空から落ちても絶
対に死なない不死身のキャラなのだから元祖ターミネーターでは
ないだろうか。

 もともと007シリーズは敵組織スペクターが雇った殺し屋の存
在が定番でロシアより愛をこめてでロバート・ショウ演じるグラ
ントや、ゴールドフィンガーに登場したハロルド坂田演じるオド
ジョブらが印象深い。

 名作に名悪役ありといわれるように007シリーズの魅力として
先述した殺し屋やサンダーボール作戦でアドルフォ・チェリ演じ
るエミリオ・ラルゴや、黄金銃を持つ男のクリストファー・リー
演じるスカラマンガらもインパクトが強いのだがジョーズの存在
はクルト・ユルゲンス演じるストロンバーグやマイケル・ロンズ
デール演じるサー・ドラッグスらの存在感を吹き飛ばしてしまっ
ている。

 そんなわけで史上初にして唯一2作品にわたって登場したジョー
ズだが、ボンドのストーカー的な状態で特にムーンれーかーでは
ボンドが当序する所に影の如く現れているのだから凄いし倒され
ても必ず復活するのは正しくターミネーターだ。

 結局ジョーズのインパクトが強過ぎて次回作以降の悪役キャラ
の存在が物足りなくなってしまったのを考えると、ある意味もの
凄い劇薬だったのだろう。

 そんなジョーズを演じたリチャード・キールは残念ながら14年
9月10日に、74歳で亡くなっているのだから残念な事だと思う

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