今年の箱根駅伝とリレハンメル五輪ジャンプ団体

 早いもので今年の箱根駅伝で駒沢が、創価を最終10区で逆転して
の優勝から2週間が経つ。

 創価が往路優勝の勢いに乗って山下りの6区で差を詰められたも
のの7区から9区まで徐々にリードを広げ、アンカーにタスキが渡っ
た時点で3分19秒の差をつけたのだが10区での大逆転が起きたのだ
から凄い事だ。

 個人的にも10区にタスキが渡った時点で3分以上差があったため
最初の5㌔から10㌔あたりまでは2位チームがハイペースで突っ込
むので差は縮まるだろうが、それが祟って15㌔あたりになると差は
変わらないか広がるケースがあったので15㌔を見てみようと思って
いたら一気に差が縮まったので驚いたわけだ。

 さてアンカーの大逆転勝ちというのは94リレハンメル五輪ジャン
プ団体戦を思い出すわけで、この時は最終ジャンパーの原田雅彦が
失敗ジャンプで金を逃して銀になったというもの。

 2週間前の復路のスタート前は復路に強い駒沢が十分逆転は可能
という意見がが多く、この理由として復路の各ランナーの1万mの
持ちタイムが駒沢の方がよかった事がある。

 これはリレハンメル五輪ジャンプ団体の優勝争いをしていた国の
最終ジャンパーの中で原田雅彦が最もW杯ランキングが低く、特に
当時の原田は2本揃えるのが難しいという形だったし実際1本目の成
績を見ると原田の記録は全体の4位だったのだ。

 そして原田の直前2位のドイツのイェンス・バイスクロフが135,5
mを飛んでプレッシャーをかけていたというのも、プレッシャーを
かけていたという感じだ。

 だから創価の小野寺よりも駒沢の石川の持ちタイムが良く、ハイ
ペースで追い上げられていると勝った経験のない創価に凄まじいプ
レッシャーがかかってきたのは間違いないと思う。

 つまり勝った経験のあるチームと、そうでないチームの差が特に
伝統的な大会では必ず出るという事。

 日本のメディアは夏の甲子園に代表されるように無印のチームが
勢いに乗って強豪を倒して優勝というシンデレラストーリーを好む
わけで、創価にそれを期待したのだろうがリアルな世界で実質プロ
の大会では難しいという事だろう。

 

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