早いもので平昌五輪が閉幕して1週間経つのだが多くの視聴者が
注視し、メダル獲得を大いに喜んだ種目の1つにカーリングがある
だろう。
カーリングは98長野から見ているのだが時おり強敵相手に勝った
りするものの5大会続けてメダルの雰囲気があったのは長野で男子が
タイブレークに進出したぐらいだったので、今回何とか女子が初めて
ベスト4に進出したためメダル獲得が現実的になったのだ。
そして準決勝では韓国との延長までもつれ込む死闘の末に敗れたが
3位決定戦でイギリスに逆転勝ちし、ただでさえ盛り上がっていたの
にメダルまで獲得できたのだから大きな話題になったのは当然だろう。
さてカーリングが五輪の度に話題になるのは団体競技で大会の初
めの頃に競技が始まり、閉会式の前日にメダルが決まるという形で
期間が長いため普段は馴染みがなくても試合を見ている間にルール
やセオリーを覚えられるというのもある。
大会の初めから終盤まで戦ってメダルを決める種目はサッカーや
バレーなどのボールゲームが中心で、メダルは1種目1つしかない
が大会を通じて大いに盛り上がる。
冬季五輪は夏季と違って団体競技が少なくカーリング以外はアイ
スホッケーぐらいしかないのだが、残念ながらアイスホッケーは世
界との差が大きく番狂わせも起きにくいため扱いも小さい。
その点カーリングは体格的なハンデは少ないし戦術次第で番狂わ
せを起こせるだけでなくボールゲームのように長い期間をかけて行
なうし、出場選手達もスキーやスケートと違いしっかり顔も映るの
で顔なじみになって思い入れができる事から盛り上がるのではない
か。
もっとも他の種目に比べてスポンサーも少なく運営面で苦戦して
いるのだから、日本チームがメダルを取る事によって少しでも運営
状態が好転する事を祈りたい。
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