山梨学院大付が初優勝 4校デッドヒート 高校駅伝(スポニチ) - goo ニュース
今日行われた全国高校駅伝大会で山梨学院大付が大牟田・伊賀白鳳・世羅
との4校によるデッドヒートを制して山梨県勢として初優勝を飾った。
レースは1区で小林が1位通過した後に3区で世羅が留学生のカマイシで
トップに立ったが最終7区で前記した4校の競り合いになり、伊賀と世羅が途中
引き離しかけたものの混戦のままトラック勝負になり最後は山梨学院の西山が
競り勝ち初優勝となった。
個人的に注目したのが過去5度の優勝を誇る大牟田。
私の地元という事で毎年応援しているのだが00年代まで優勝候補に挙げられ
ながら結果を残せず監督が交代して更に低迷期に入っていたのだが、今年は
優勝候補の一角と云われたので どこまで復活したのか注目していたのだ。
大牟田は優勝候補と云われていた頃から1区で必ず出遅れるので追いかける
展開になってしまい最終的に上位に届かずという必敗パターンがあったのだが、
今年も課題の1区でトップと21秒差の16位で中継となってしまう。
それでも2区で9位、3区で6位、4区で3位と順位を上げて行き6区で一旦順位を
下げたものの7区の1年生・鬼塚が15秒差でタスキを受けて中間点では4校が並ぶ
混戦に持ち込み得意のトラック勝負に持ち込んだ。
ただし山梨学院の西山と鬼塚は持ちタイムが ほぼ同じながら15秒遅れの差を
詰めるために鬼塚の方が足を使っていたのでトラックのスパート勝負では西山から
振り切られてしまったのだろうと思うし、1区での出遅れが最終的にアンカーへの
負担につながったのではないだろうか。
それでも かつて1区で失敗する時は1分近く遅れるというパターンだったのを
考えると30秒以内だから改善されてはいるので今後の立ち直りに期待したい。
64回を数える高校駅伝で九州勢は実に1/3にあたる22回の優勝を誇るのだが
80年代以降優勝しているのは3年前の鹿児島実を除くと大牟田の3回があるのみ
なので、大牟田には九州勢のリーダーという立場があるわけだから大牟田の復活は
九州勢の躍進の原動力にもなるので頑張って欲しいものだ。