意外な姿も見られる「バットマン」のコスチュームの変遷
最近 巷ではバットマンVSスーパーマンの影響からかBSなどで
バットマンやスーパーマンの旧作がOAされており、息子達も
バットマンに大いに興味を示している。
やはり息子達にとってバットマンといえばダークナイトあたりに
なるのだろうが、個人的には66年~67年頃にOAされていたアダム・
ウェスト演じる実写版のイメージが強く89年にマイケル・キートン
主演の劇場版を見た時には正直言ってびっくりしたものだ。
アダム・ウェスト版はコメディ的な側面が強くバットマンも全身
タイツ姿で腹もだぶついている単なるオッサンで、決して強くなく
敵の攻撃で昏倒するシーンも多々あったしパンチなどで相手を殴る
と擬音が画面に出てくるのが最大の特徴で見ている我々も‘何じゃ
あれは’と大笑いしていたのを覚えている。
というわけでアクションシーンも仮面ライダーをはじめとした和製
ヒーローの方がクオリティが高く、バットマンは他に見るものがない
から見る的な作品だった。
だから89年頃にバットマンのマークが流行り始めるとアダム・
ウェスト版の‘擬音が画面に出てくる作品’というふうに年下の面々に
教えていたし、実際89年から90年の初めにコチラの深夜放送でアダム
・ウェスト版がOAされていたので録画したビデオを見せると‘映画と
全然違う’と驚いていたものだ。
劇場版の方は89年のマイケル・キートン版以降も97年のMrフリ
ーズの逆襲まで4作作られた後、ビギンズ以下ダークナイトトリロジー
3作品が作られているし今回のバットマンVSスーパーマンを入れると
実に28年間に8作品が作られた事になるから最早アダム・ウェスト
版は遠い昔という事になるだろう。
マイケル・キートン版以降のバットマンは筋肉質でかっこいいし
ヒーローながらの苦悩も併せ持つ日本的な要素が入っているのだが、
むしろアメコミ版に忠実なアダム・ウェスト版が懐かしく思える今日
この頃である。