米国版「ゴジラ2」18年公開=キングコングとの対決編も
先日のスポーツ紙にハリウッドが20年にゴジラ対キングコングを
製作するという記事を載せていた。
キングコングとゴジラの対決といえばゴジラ映画史上最多の入場
者を記録した62年のキングコング対ゴジラを思い出すが、東宝版は
中禅寺湖畔の対決でスタートし第2ラウンドでは富士山麓から最後
は熱海城を破壊しながら崖下に転落し両者リングアウトという結末
だった。
今回の最終決戦はロサンゼルスという事なので、どういう展開に
なるのかというのが気になるし18年に公開されるゴジラ2はモスラ・
ラドン・キングギドラという三大怪獣地球最大の決戦のリメイク版の
ような作品が先に公開された後という順番はどうだろうか。
つまりゴジラと同格のシングルマッチは魅力的なのだが、4体の
怪獣達が戦う方と比べられてしまうのは確実だ。
ゴジラに水爆の影響を受けて巨大化したという設定があるのに
対しキングコングは南の島の巨大なる魔神という設定だったから
バックボーンは大事にしないといけないし、東宝版はゴジラが50
mに対しキングコングは45mだったがハリウッド版ではゴジラは
100mを越えるのにキングコングは20m足らずという身長設定が
最初の壁だろう。
高層ビルが立ち並ぶ時代にゴジラの50mは大きく見えないし
100mにするとキングコングも80mにしないといけないが、そう
なれば南の島に生息するという設定が難しくなるのではないか。
02年のゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃では体長が
20mのバラゴンがゴジラに戦いを挑んでいたが、ミスマッチは
否めずキングギドラやモスラと戦う前座としてならいいものの
メインで戦わせるには辛いものがあった。
そういう意味ではゴジラやキングコングのサイズの設定や、
バックボーンの徹底などハードルは意外に高いのでハリウッド
サイドがどう折り合いを付けるかが見モノである。