ゴジラ対メガロよりキングコングの逆襲

　70年代に夏休みや冬休みなどにゴジラ映画とアニメを組み合わせた
東宝チャンピオンまつりが上映されていて、親に連れて行ってもらっ
たり友人達と行ったりしていた。

　個人的に初めて映画館で見たの怪獣映画がキングコング対ゴジラで
リバイバル上映だったのだが以後もモスラ対ゴジラや怪獣大戦争らも
チャンピオンまつりで、71年に初めて見た新作ゴジラ対へドラや72年
のゴジラ対ガイガンも然りで帰ってきたウルトラマンやミラーマンな
ども同時上映されていた。

　とりあえず地元の映画館は東宝系だったので見に行く事ができて
たのだが、73年から東宝チャンピオンまつりは隣町の東映系の映画館
で上映されたのでゴジラ対メガロ以降は映画館で見てない。

　ところが73年の冬休みの東宝チャンピオンまつりは地元で上映され
たので見に行ったところ、ウルトラマンタロウのムルロア編やエース
を狙えなどと一緒にキングコングの逆襲が上映されていたのだ。

　東宝チャンピオンまつりは新作以外のリバイバル上映はチャンピオ
ンまつりバージョンといわれる短縮版だったのだが、TVで見る時には
短縮版がOAされていたため当然ながらキングコングの逆襲も短縮版が
上映されコングが大海ヘビと戦うシーンはカットされていたものの当
時は違和感なく見ていたので気にはならなかったのだ。

　さらに当時は月刊少年雑誌にゴジラ対ガイガンやメガロはノベララ
イズされていたので、あらすじは分かったおり見に行かずともよかっ
たわけだ。

　そういった意味で本多猪四郎監督作品のキングコング対ゴジラ・モ
スラ対ゴジラ・怪獣大戦争に新作のゲゾラ、ガニメ、カメーバ決戦南
海の大怪獣にキングコングの逆襲が見られて、他の監督作品が見られ
なくなってもそこまで残念貫はなかったのだった。