男子バレー日本代表監督にロラン・ティリ氏

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/sports/hochi-20241016-OHT1T51207

　先日パリ五輪を最後に男子バレー日本代表監督を退任した
フィリップ・ブラン氏の後任に、同じフランス人のロラン・
ティリ氏の就任が有力になっているという。

　ティリ氏は20東京五輪で金メダルを獲得した後に退任しSV
リーグ・大阪ブルテオンの監督を務めているので日本文化にも
詳しいのではないかと思われるし、ブラン前監督退任後に日本
人監督になるのではないかと危惧されたが幸い外国人監督だか
ら海外へのパイプがあるという要素も重要だったわけだ。

　以前の日本代表監督は日本独自のバレーは日本人にしか分か
らない’というポリシーの下、日本人監督に拘っていた。

　しかし日本が金メダルを獲得した72ミュンヘン五輪の頃はク
イックや時間差に移動攻撃などを日本が開発していたのだが、
最近は海外勢から新たな戦術などが生まれておりジャパンオリ
ジナルの戦術は頭打ちになっていた。

　それが20東京五輪ではフィリップ・ブラン氏をコーチに迎え
るとグループステージで3勝しベスト8に入っており、今回パリ
五輪前にはネーションズリーグで決勝進出し世界ランクを2位に
上げていた。

　10年前はゲーリー・サトウ監督を招聘したものの結果が出な
いと日本人監督に切り替えるという暴挙を演じた協会だが、さ
すがに代表チームが強くなると人気も出てくるという当たり前
の事が分かって来たのだろう。

　協会内で頑固に日本人監督に拘る面々も、これだけ結果が出
れば文句は言えないし背に腹は代えられないという事で引き続
き外国人監督就任へ舵を切ったのだろう。