U-18野球W杯、日本は3位!カナダにリベンジ成功、勝利で大会を終える
9月1日からカナダのサンダーベイで行われていたU-18野球
W杯は日本時間の今朝終了しアメリカが韓国に完勝して大会4
連覇したのに対し、日本はスーパーラウンドで敗れたカナダに
8-1で快勝して3位を死守した。
今大会は清宮幸太郎をはじめ今年の夏の甲子園で清原和博の
持つ5HRを抜く6HRを放った中村奨成まで加わって史上最強と
マスコミは煽っていたのだが、オープニングラウンドのアメリ
カ戦を落としたのは仕方ないとしてもスーパーラウンドでカナ
ダや韓国に敗れて2敗を喫したのだった。
ちなみに注目の中村はHRはなく25打数3安打に終わるなど、
中心打者の不振が目立った大会だった。
この大会で日本代表は前回までの2位が最高で今大会こそ悲
願の初優勝をと意気込んだのだったが、今大会をTVで見ていて
思ったのは今大会で活躍したのは夏の甲子園出場を逃したチー
ムのメンバーが多く逆に夏の甲子園に出場したメンバーは今ひ
とつという事。
正直言って夏の甲子園が終わった直後に代表合宿に入り1週間
ほどのインターバルで臨むわけだから夏の甲子園で活躍した選手
は燃え尽きている感じである。
巷では金属バットの弊害を声高に言うワケだが優勝したアメリ
カも金属バットを使っており金属バットのせいだけではないだろ
うし、むしろ大会に臨む準備期間やモチベーションの違いではな
いだろうか。
つまり日本での高校野球の価値観は甲子園の活躍が一位で国際
大会での活躍は二の次だという事。
本気で優勝を狙うなら他の競技のように専任監督を置き代表ス
コッドを作って代表合宿を行って選手を絞り込んでチームとして
まとめていく必要があるのだが、どうしても夏の甲子園という最
大目標があるので現実的ではないだろう。
つまり日本の高校球児が甲子園の優勝よりU―18での優勝という
価値観を変えない限り日本の優勝は期待しない方がいいし、悲願
の優勝などという言葉を使っては大会自体に失礼ではないかと思
うのだ。