羽生が敗れる全日本選手権のレベルの頼もしさ


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20191222-0224

 いささか旧聞となるが先週代々木競技場で行われたフィギュアス
ケート全日本選手権の男子シングルは、平昌五輪銀メダリストの宇
野昌磨が同・金メダリストの羽生結弦をフリーで逆転し全日本4連覇
を達成した。

 今シーズンGPファイナルではネイサン・チェンに敗れたもののGP
シリーズでは2勝し好調な羽生に対し、コーチなしで今シーズンを迎
えた宇野はパッとせずにファイナルにも進めないという惨状。

 確かに羽生の充実ぶりは頼もしいものの3年後の北京では28歳と
選手としては下り坂にさしかかるのに対し、平昌後のチェンの充実
ぶりを考慮すると羽生だけでは厳しいというのが正直なところ。

 だからこそチェンと同世代の宇野が頑張らないといけないのだが、
今シーズンはコーチを置かずに試合に臨むもフランスで8位に続き
ロシアでも4位に終わるなど低迷しGPファイナル進出を逃していた。

 そういう意味で宇野にとって12月の全日本選手権は捲土重来の
大会という位置付けになるし、過去3連覇中とはいえ羽生不在での
もので今シーズン好調な羽生と勝負する今大会は真価が問われる
ものとなっていた。

 SPでは予想通り羽生が110、72でリードするが宇野も105、71で
100点越えで2位につけると、FRで宇野が4回転3本を着氷するなど
184、86の高得点を叩き出したのに対し羽生はミスが目立ち172、05
に留まったため逆転で4連覇を達成したのだ。

 これは男子フィギュア界にとっては頼もしい展開で確かに羽生は
素晴らしいものの、GPファイナルなどの連戦で疲弊しているにも
拘わらず勝ってしまうのは健全ではない。

 ちなみに3位に入った16歳の鍵山優真もFRで180、58を出しFRでは
羽生を上回るなど、羽生が絶対王者ではなく少しでもコンディショ
ンが悪いと敗れてしまうというのは頼もしい話。

 そういう意味で羽生ですら敗れてしまう全日本の状況は素晴らし
いと思うのだ。

 

 

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