冬木透氏も光の国へ


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/entertainment/20241230-567-OYT1T50091.html?_gl=1*us2r7l*_ga*MTU0MDY1NjQyMi4xNTk4NDMwNjky*_ga_XJ5END643J*MTczNTU2NjEyMi44OTAuMS4xNzM1NTcwNTA3LjMwLjAuMA..

 いささか旧聞だが1週間前の昨年12月26日に作曲家の冬木透氏が、
誤嚥性肺炎のため89歳で亡くなったらしい。

 冬木透氏といえばウルトラセブンからウルトラシリーズをはじめ
とした円谷作品の劇伴を担当し印象的な音楽が今でも耳に残るわけ
で、完全にウルトラの世界を創り上げてくれた偉人だと思っている
し東宝特撮シリーズの伊福部昭氏と並んでクラシック音楽のすばら
しさを子ども心に知らしめてくれた人である。

 思えば円谷製作最初の作品がウルトラQで続くウルトラマンまで、
東宝映画でガス人間第一号などの劇伴を担当した宮内国郎氏が担当
していた。

 ウルトラマン終了から半年開けてウルトラセブンが始まったのだ
が雰囲気が全く違ったのは劇伴が冬木氏に交代していたからという
のが暫くして分かったのだが、71年以降の第2期ウルトラではウルト
ラマンタロウを除いて帰ってきたウルトラマンからレオまで全て冬
木氏が担当。

 また並行してミラーマンのクールな雰囲気や原点回帰といわれた
ファイヤーマンなども担当し、平成に入ってもネオスやコスモスも
担当していたがコスモスを毎週楽しみに見ていた理由の1つが冬木
劇伴が久しぶりに聴けると嬉しかったのだ。

 最後の氏の作品はメビウスの挿入歌Run through!CREW GUYSで久
しぶりに氏の代名詞ともいえるワンダバを聴けた時は、サントラを
購入し車の中で聴きまくったもの。

 それにしても21世紀に入って宮内国郎・伊福部昭・菊池俊輔に渡
辺宙明とヒーロー番組の劇伴を担当された方々が次々に亡くなって
いたが、冬木氏が亡くなった事でいよいよ子どもの頃に耳に残る劇
伴を作曲していた方々が星になってしまい寂しいものである。

 冬木透氏の冥福を祈るのに、セブンの盗まれたウルトラアイのエ
ンディングが印象深い哀惜のテーマが響くのだった。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (アミーゴ今野)
2025-01-03 08:18:20
わしもYouTubeのコメント見て知りました。ご冥福をお祈りします。
 
 
 
巨星堕つですね (こーじ )
2025-01-04 23:40:10
>アミーゴ今野様

 まさしく巨星堕つですね。

 氏の劇伴なくして第2期ウルトラはないですね。
 
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