井上尚弥の凄さを実感して10年

 今から10年前の今日14年12月30日に東京体育館で行われたWBO:
Sフライ級タイトルマッチで、通算27回防衛中だったオマール・ナル
バエスに挑戦した元Lフライ級王者・井上尚弥が2RでKO勝ちしてプロ
入り8戦目で2階級制覇に成功した。

 1R開始早々から攻勢に出た井上は2度のダウンを奪うと、2Rにも2
度のダウンを奪い3:01KO勝ちしたのだから驚いた。

 何せナルバエスはアマチュア時代に世界選手権で銀&銅メダルを
獲得するとプロ入り後もフライ級で16度、Sフライ級でも11度も防
衛していただけでなくプロ入り後50戦近いキャリアで1度もダウン
をした事がない。

 それに対して井上は14年4月にWBC:Lフライ級王者アドリアン・
エルナンデスを6RでKOしてプロ入り6戦目で世界王者になったが、
9月の初防衛戦では11RKO勝ちで初防衛に成功するも減量苦から何
と2階級上げての挑戦には厳しいだろうと個人的に思ったもの。

 格闘技では階級の壁は度々云々されるがプロ入り8戦目で2階級
上の王者にチューンアップ試合も挟まずに挑戦するというのは、
王者がベテランという事もあって無謀な挑戦だと思っていた。

 それが全く相手にせず一方的にKOしたのだから驚いたし井上の
事を初めて並の選手じゃないと実感し、それ以降‘井上なら’という
目で見始めたのだ。

 それから10年経ちバンタム&Sバンタムに転級した直後に奪取し
4団体統一してもナルバエス戦を見たから、別に驚く事はなかった
わけだ。

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