今日でオヤジが亡くなって10年

　今から10年前の今日、12月22日はオヤジの命日。

　この年の5月1日に80歳を迎えたオヤジだったが6月下旬に自室を
夏仕様にしている最中にギックリ腰寸前になったようだが、それか
ら徐々に歩行困難を生じ始め盆過ぎには歩くのが大変そうになって
いた。

　そこで当初脊髄狭窄症を疑って脊髄関係の病院で検査したところ
異常なしで原因不明だったが、かかりつけの整形外科の先生のアド
バイスで骨盤のCTを撮ってもらうと大きな腫瘍が見つかり肺癌の転
移が判明。

　オヤジは長年タバコを吸っており‘人間いつかは死ぬので死ぬなら
肺癌がいい’と言っていたので、積極治療は行わず緩和ケアを望んで
おり病院サイドにも伝えた。

　とはいえ骨盤の腫瘍は放っておくと大きくなるので骨盤だけでも
放射線治療をする事を了承したのだが、放射線治療開始前夜の10月
27日夜に家で転倒し大腿骨骨折で入院してしまう。

　もっとも入院した病院は肺癌を診てもらっていた病院なので骨折
治療を行った後、11月24日に内科に移ると25日から放射線治療を開
始した。

　その間に遺言書を作ろうという事になって11月11日あたりに作成
していたのだが、12月22日は年内最後の休日で午前中シャンプーを
するのに訪ねると‘少し血圧が低いので’と言われ‘ならば別の日に’と
夕方に見舞う事を告げて一旦家に帰ると昼過ぎに容体が悪化したの
で病室を変更という連絡が入った。

　そして15：00過ぎに再び病院から連絡があったので病室を見舞う
と間もなく心電図のラインが一本線になり、担当医を呼んで蘇生措
置は必要ないと言うと臨終を告げられ厳密に言えば6月下旬からの
闘病がようやく終わったわけである。

　これで両親や祖父母も全て亡くなって私が我が家の最年長者にな
り通夜&葬式など全て仕切って行ったわけだが、年末という事から
通夜の23日は14：00ぐらいまで営業し葬式の24日だけ休業し翌日
から営業再開したのだった。