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こーじ苑
‘打順に関係なく1'stストライクをフルスイング’の姿勢こそ王道
解説者7人が見た交流戦「なぜセ・リーグはここまで弱いのか」
11年目を迎えた今年の交流戦はパ・リーグの61勝44敗3分という
圧勝で幕を閉じた。
パが大勝した要因についてプロOB達から‘DHがあるから’と
いう相変わらずの短絡的な意見がある反面‘打力の違い’といった
意見もようやく出てきた。
私は以前からパが強いのは打者が‘打順に関係なくファーストスト
ライクから鋭く振り切るので、投手達も全球息を抜けないのでタフに
なっている‘と記していたのだが、OB達の意見は先述したDHの有無
や投手力の違いばかりに要因を求めてファーストストライクからの
フルスイングについては完全無視という形だった。
こういう論調を見ていると日本では‘打順に関係なくファースト
ストライクからフルスイング’という概念に対しプロの年配OBほど
否定的なのではないかと思えてしまう。
木製バット時代の高校野球は‘打撃は水もの’という概念から
投手を含めた守りこそが最大の武器で、打力に頼る野球に対して
否定的だったし小技を絡めヒットを打たなくても点を取るのを
‘巧い野球’と賞賛していた。
だから長打は出るものの確率が低いフルスイングよりもバットを
短く持ちコツコツ当てる打ち方が推奨され、クリーンアップ以外は
アウトになっても球数を投げさせてあわよくば四球で出塁という価
値観だったので そういうスタイルに育ったり馴染んだプロOBや
マスコミは自分達がやってきたスタイルを踏襲するセの野球を肯定
していたのだろう。
しかし高校野球が池田の出現によりパワー野球が主流になった頃
から一気にレベルが上がり木製バット時代の価値観を頑なに守って
いた伝統校が衰退したのと、セ・リーグのチームがパのチームから
圧倒されているのとがダブるのだ。
昨夏プロ注目の投手だった大分の佐野皓大が初戦で日本文理から
13安打5失点で敗れた時に‘県内の相手校はバットを短く持って
当てに来たのに対し、あんなにバットを長く持ってフルスイング
されたのは初めて’と語っていたのを聞くと最近5年間の夏の大会で
1勝の大分と7勝の新潟の違いが分かる気がする。
それを考えると打順に関係なくファーストストライクからフル
スイングするスタイルを否定するプロOBは時代の流れから外れて
いる事の証明だと思えばいいのではないか。
評論家やコーチとして重要なのは現役時代の実績ではなく時代の
流れをしっかり取り入れて、よりレベルアップさせようという姿勢
ではないだろうか。
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とりあえず福岡のファンは1-0で勝つ試合よりも負けても10-9ぐらいの試合を喜びますので、ある意味需要というのもあるでしょう。
ですから広岡達郎や森祇昌に野村克也などが監督をして勝ってもファンは全く喜びませんよ。
野村監督が三振を気にせず思い切り振れとアドバイスしてくれたからだと本人が言ってました。
けっこう広澤氏の解説は面白いですし、理に適ってますよね。
野村氏はスワローズの監督時代に池山や広澤のフルスイングに注文をつけていたのを覚えてますが、山崎武史には思いっきり振るようにアドバイスしていたのですか。
時代の流れというヤツですかね。
コメント欄の‘野村氏云々’については、野村監督が提唱する1-0で勝つスタイルは九州人には相性がよくないという事です。