‘主役らしくない’キャラ・孤門一輝

 ウルトラマンネクサスの主役・孤門一輝はウルトラシリーズで唯一
最終EPを除いてではあるが変身しないという特別なキャラだった。

 もともとレスキュー隊員だった孤門だが少年時代のトラウマなど
から任務中に失敗が続き、当初は配置換えのような形でナイトレー
ダーに配属が決まった事になるのだが昭和のウルトラヒーローに比
べれると心もとないタイプではあった。

 帰ってきたウルトラマンの郷秀樹やエースの北斗星司にタロウの
東光太郎などを見ていると勇気の塊といったタイプだし、北斗は今
ひとつ分からないものの郷や東は格闘戦にも優れていた感じである。

 とりあえず孤門もレスキューに入隊しているのだから身体能力が
高いのは同じだろうが少年時代に川で溺れかけたトラウマを克服で
きずにいるし、それを引きずっているところが何より異色だったし
入隊時の訓練でも音を上げている感じだったからデュナミストの潜
在能力がなければ とても入隊できなかっただろう。

 そういうわけで鬼軍曹的な西条凪副隊長と組むのは必然だった
だろうが入隊直前にペドレオンに襲撃されウルトラマンから助け
られた事で漠然とながら姫矢に対する信頼を持っていたのに対し、
子供の頃に両親を人型ビーストから目の前で惨殺されるという
トラウマを抱えた凪が姫矢に敵愾心を燃やす事から対立するという
展開が序盤の定番パターンになっていた。

 これは郷秀樹と岸田や北斗星司と山中という昭和作品で見られた
隊員同士の対立という要素だったし、これが物語を盛り上げていく
事になる。

 そういう孤門だからこそ動物園で偶然出会って仲良くなった斎田
リコの存在は心の支えだったというのは容易に想像が付くのだが、
当初リコは帰ってきたウルトラマンにおける坂田アキのような存在
と思っていたのだが序盤の重要人物になるとは意外だった。

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