そういえば最近 月が舞台の特撮作品を見なくなった

夜空に「スーパームーン」…月が地球に近づく

 コチラでは14日の月が地球に近付き満月が一層大きく見える
スーパームーンには生憎の雨が降ったものの、ありがたい事に
19:00過ぎには雲の切れ間からしっかり見る事ができた。

 昔は月にウサギがいて餅を突いているなどという説があるなど、
牧歌的な雰囲気が一転したのが69年7月のアポロ11号の月面到着
だろう。

 特撮作品では最初に59年の宇宙大戦争で遊星人ナタールが基地を
構えており戦闘の舞台になったのに続き、ウルトラセブンや怪獣総
進撃では地球側に月面基地が建設され特に怪獣総進撃の場合はキラ
アク星人の怪獣コントロール装置が設置された基地まであったため
地球側がここを破壊してゴジラら地球怪獣のコントロールを奪回す
るわけだ。

  海外作品でも謎の円盤UFOで月面基地が重要な拠点となっており
UFO発見の一報を受けて迎撃戦闘機・インターセプターを発進させ
るだけでなく、UFOからの攻撃も受けるなど激戦の地という趣を見
せていた。

 また妖星ゴラスでは地球に接近するゴラスの引力で月が引き寄せ
られ吸収されるなど受難の作品もあった。

 70年代に入ると宇宙猿人ゴリ対スペクトルマンではアポロ27号が
相変わらず月の石を採取するシーンがあり、その石が月面怪獣ムーン
サンダーの卵で・・・というエピソードまで作られていた。

 そんな月面を舞台にした作品もアポロ計画が打ち切られた辺りか
ら下火になっておりジャンボーグA最終回のデモンゴーネとの最終
決戦の舞台になったのが印象に残るぐらいで、平成に入るとウルトラ
マンメビウスのエースゲスト編で月世界を滅ぼしたルナチスクとの
戦いが行なわれたのが最後ではないか。

 逆に言えばウルトラや宇宙戦艦ヤマトなどでも火星や金星などの
方が舞台として取り上げられるケースが増えている事から近年では
月の影が薄かったのだが、今回のスーパームーンで月を舞台にした
作品の話題を扱えたのだった。

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コメント
 
 
 
月が近くなったから? かな~ (柴田真紀)
2016-11-20 11:15:23
当時は、まだ月へ行くのも大掛かりだったし、人工衛星もそんなに飛んでなかった。
それが今では、日本人宇宙飛行士が半年間もステーションに滞在する、なんてのが現実のものとなったので、宇宙全体が、身近になったんじゃないですかね。
アポロ11号のときは、衛星中継で大騒ぎしていたのを知っているので、尚更そう感じます。
 
 
 
そこでしょうね (こーじ)
2016-11-21 22:20:41
>柴田真紀様
 やはり夢が現実化すると、ありがたみを感じなくなるものなのでしょうね。

 サッカーのW杯予選もドーハの悲劇やジョホールバルの
歓喜などの頃はW杯は夢でしたが、出るのが当たり前になると‘出て当然’的な形になるのと同じなのでしょう。
 
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