40年ぶりの‘桜美林’優勝ならず

桜美林大初優勝ならず 佐々木「これが実力です」

 日本球界も昨日行われた明治神宮大会大学の部で、今シーズンの
全日程を終えた。

 明治神宮大会大学の部は明治が桜美林に5-2と逆転勝ちし5年ぶり
6度目の優勝を果たしたわけだが、驚いたのは準優勝した桜美林の躍進
でマリーンズ・ドラフト1位の佐々木千隼投手の存在は知っていたもの
の首都六大学を制して神宮大会決勝まで進出するとは思わなかった。

 桜美林といえば奇しくも今年は桜美林高校が夏の甲子園で初優勝して
40年目にあたるわけで、その時に桜美林大学があるというのも知った
のだが野球部に関しては失礼ながら強いというイメージは無かった。

 76年夏の甲子園では春優勝の崇徳や準優勝の小山に柳川商、海星、
東海大相模らが優勝候補に名を連ねる中で関東大会で優勝したものの
今ひとつの評価を覆し初戦で日大山形に4-0で勝つと3回戦で市神港
に3-2で逆転勝ちしベスト8で2年前の優勝校・銚子商に4-2、ベス
ト4では豪腕・小松辰雄を擁する星稜に4-1で勝ち決勝ではPL学園
に延長11回の末4-3でサヨナラ勝ちしての優勝だった。

 優勝するまでは‘さくらびりん’と読まれたりしていたのが創始者・
オベリンナーからという校名の由来や、花文字ロゴのユニフォームに
何といっても‘イエス、イエス、イエスと叫ぼうよ’という校歌のサ
ビの部分など凄いインパクトであっという間に全国区になったのだ。

 皮肉にも それ以降は甲子園でベスト8以上の活躍がなく02年夏を
最後に甲子園から遠ざかっており、甲子園での勝利も同年夏の初戦で
倉吉北に6-1で勝って以来ご無沙な中で、久しぶりに‘桜美林’とい
う名のチームが全国大会で活躍したわけである。

 ただし桜美林大のユニフォームを見るとイーグルスのようなデザイ
ンでロゴも‘Obirn’ではなく‘OBERIN’になっているのには驚い
たわけで、高校のユニフォームも変更になったのかと思ってしまう。

 明治との決勝を見ていたら敗れはしたものの1回に柳裕也から長打
2本を含む4安打を集中して2点を先取した打撃などを見ると決して
佐々木千隼だけのチームではない事が分かるし、首都六大学で優勝し
て関東地区大学選手権を制したのもフロックではないと思うので この
準優勝を機に強豪チームへと成長していくのか注目したいと思った。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (imapon)
2016-11-18 03:56:08
現地観戦しておりました。
桜美林というとどうしたって40年前を思い出しますよね。高校のだぶだぶユニは確か変わってないと思います。スペルまで違ってたんですね。気付きませんでした。
校歌はやはり「イエスイエスイエスと叫ぼうよー」でした。
大学の立地条件から西東京・神奈川を中心に選手が集結していますのでおっしゃる通り強豪校への歴史の始まりというように思いました。今まで首都大学リーグというと東海大一人勝ちのイメージが強いので面白くなりそうですね。

 
 
 
なるほど (こーじ)
2016-11-19 21:48:06
>imapon様
 なるほど、校歌は全く同じだったのですね。
 貴重な情報ありがとうございます。

 確かに首都大は東海がダントツで筑波や日体というイメージがありましたけど、桜美林が入っていたのですね。

 町田市を代表するチームと40年前は言われてましたので、町田ならば東京だけでなく神奈川まで選手を取れますよね。

 それにしてもこういう試合を現地で見られるのは在京ならではの特権で、羨ましい限りです。
 
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