ディケイドにおけるクウガは

　昨日OAされた仮面ライダーディケイドは‘クウガの世界’ 10年前の作品
・仮面ライダークウガの世界でディケイドが戦うというEPだった。
　グロンギの呼称である未確認生命体やゲゲル、リントなど懐かしいフレ
ーズが登場して嬉しい反面‘オイオイ！‘という設定も目に付いた。

　クウガは最初がマイティフォームから始まり2体のグロンギと戦っていると
ドラゴンフォームにフォームチェンジし、空に逃げたグロンギをペガサス
フォームのペガサスボウガンで撃破した。
　刑事とのコンビで戦うのは分かるが、オリジナルの一条さんはアドバイス
などせずに雄介自らが考えて戦っていたのに・・・・

　ペガサスフォームは消耗が激しいため50秒しか変身できないはずだが、
ディケイドの世界では1分以上戦っていた。
　ディケイドと戦うシーンはペガサスフォームとタイタンフォームだが、最初
からライジングタイタンになっているではないか！　

　クウガは五代雄介が、みんなの笑顔のために

1人でストイックに成長して行くのが魅力だ。

　それに対してディケイドのクウガは八代刑事とコンビを組んでいるし、
八代刑事がクウガのコーチのような気がするのだ。
　どうもオリジナルのストイックなムードがイマイチで、もの凄く違和感が
ある。

　またグロンギのゲゲルも究極の闇を蘇らせるためのものになっている
が、オリジナルは自らがグロンギの上位のランキングに昇格し最後は
ダグバと1対1で戦えるファイナルゲームに進めるというもの。
　さすがに ここまで設定をいじられると安っぽく感じてしまう。　

　重厚なクウガ・ワールドが軽く感じられて

しまうのだ。

　やはり、こういう作品でクウガは扱わない方が

いいのかもしれない。