2013世界柔道選手権を振り返ると

日本女子、22年ぶり金なし=田知本愛は銅―世界柔道(時事通信) - goo ニュース

 ロンドン五輪で金メダル1個という歴史的惨敗を喫しただけでなく、今年の初め
からはコーチの暴力&セクハラ問題に助成金の不正流用疑惑事件まで起こし

どん底に落ちて迎えた今年の世界選手権は日本の柔道の立ち位置が どこに
あるのかを実証する大会となった。

 結果的に男女合わせて金3、銀1、銅3という結果で特に女子は91年バルセ
ロナ
大会以来の金ゼロに終わるという惨敗を喫した。

 とはいえ女子の場合は上層部のゴタゴタで試合に集中できてない感じだった
ので、こういう結果は十分に予想できたからマスゴミが騒ぐほどの事はないと
思う。

 一方で男子は60・66・73と軽い3階級で立て続けに金メダルを獲得したのに
対し、81から上の階級になると90㌔級の銅メダリストの西山将士ですらメダルに
届かないという惨敗に終わった。

 プロ化が進んだ現在の柔道ではフィジカルが充実し軽い階級なら何とかなっても
重い階級になると圧倒されてしまう傾向が顕著になってきた。

 最近の五輪のレスリングで日本が獲得した最重量級の金は74㌔級でメダルは
90㌔級
という事を考えてみると、日本が金を獲得した大野将平の73㌔級という
のも偶然
ではないだろう。

 つまり現状ではレスリング同様80㌔を越えるとスピードやテクニックだけでなく
パワーも必要になってくるし、足取り禁止のルール改正の副産物で関節技での
決着が
目立っており日本勢も痛い目に遭っている。

 これらの問題に どう対処するべきか井上康生監督以下の真価が問われる
だろう。


 ただしロンドン五輪で金3個を獲得したロシアや金2個の韓国が金ゼロに終わった
のに対し、イスラエルやコソボにアゼルバイジャンなど初めて金を獲得した国が
出てくるなど世界のレベルが均衡している中で日本が獲得した金3個は全体1位、
総獲得メダルの7個もフランスと並んで1位だったという事も忘れてはいけない。

 

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