ウルトラでは失敗に終わる運搬計画

 ウルトラマンZの9話ではストレイジがウルトラメダルの運搬中
にキングジョーから襲撃されるという内容だったが、ウルトラで
は運搬計画というのは基本的に失敗するというのが定番である。

 防衛チームの運搬ネタの最初はウルトラセブンの恐竜戦車編で
超高性能爆薬スパイナーをウルトラ警備隊がラリーに紛れて実験
場まで運搬するという内容だが、途中で人間爆弾や地雷による罠
などキル星人による妨害を受けるという展開で物語が進む。

 続く帰ってきたウルトラマンでも超高性能爆薬サターンZの運搬
をMATが請け負うのだが、途中でブラックキングから襲撃されサ
ターンZを乗せた車をナックル星人から奪われサターンZを盗まれ
てしまうという失態を演じた。

 これら2つのEPの脚本は共に上原正三氏によるものだが他にも
ウルトラマンのゴモラ編でジョンストン島で発見されたゴモラを
科特隊ワシントン基地が開発したUMG麻酔弾で眠らせて大阪に
運ぶ最中に、麻酔が早めに切れてゴモラが目覚めやむなく六甲山
中に落とすもののゴモラは死ぬどころかより狂暴化してしまうと
いう内容だった。

 またウルトラマンAでもTACの新兵器V7ミサイルを輸送中にホタ
ルンガの蛍の大群に襲撃されたりと、輸送計画ネタというのは敵
の妨害を受けやすく計画が失敗に終わるケースが多い。

 もっとも考えてみればウルトラマン自体が宇宙怪獣ベムラーを
怪獣墓場への護送中に逃げられて地球の竜が森に潜んだところを
偵察中のハヤタが登場していた小型ビートルに、ウルトラマンの
赤い玉が衝突したところから物語は始まるのだからウルトラシリ
ーズにとって輸送や護送失敗というのは定番なのではないか。

 

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