アストロ超人の活躍は既に始まっていた50年前

 今から50年前の今頃、連載が始まったアストロ球団は意外にも
試合が行われたのと実際の日程が同じというもの。

 例えば72年のブレーブスとの日本シリーズは10月21日に始まる
のだが劇中でも同じ日に日本シリーズ第1戦が描かれており、違う
のは明智球七&球八兄弟がブレーブスのメンバーとしてスタメンに
登場していたのに対しジャイアンツの選手に成りすました宇野球一
達はジャコビニ流星打法で明智兄弟の超守備を破りアストロ球団の
設立を日本シリーズの大観衆の前で発表する。

 その後ブラック球団戦は12月10日でアストロスタジアムの使用
権をかけたオリオンズ戦は73年3月12日、そして最後のビクトリー
球団戦はオールスターブレークの7月23日に行われていた。

 アストロ球団は故・沢村栄治のMLB打倒という遺志を受け継いだ
昭和19年9月9日生まれで体のどこかにボール型のアザがある9人の
超人で作るチームだが、1試合が異常に長く連載終了が76年夏あた
りで11カ月間の物語を4年近くかけて描いていた。

 ちなみにアストロ球団最初の物語はジャイアンツ戦を前に自動車
事故を起こして入院したタイガースの江夏豊に化けた宇野球一が、
顔に包帯を巻いた変装で凄い球を投げ当然ながらニセモノとバレて
正体を現すシーンがある。

 調べて見ると72年最後の後楽園でのジャイアンツータイガース
戦は9月13日&14日の2連戦が最後なので宇野球一が江夏に変装し
て投げたのはこのどちらかと思われ、実際には上田二朗と谷村智
弘が先発し堀内恒夫&高橋一三と投げ合っておりジャイアンツの
1勝1分で終わっており江夏豊の登板はリアルタイムでもない。

 三段ドロップやスカイラブにジャコビニ流星打法やコホテーク
彗星打法などアストロ超人達と他の超人達が魔球やスーパー打法
を駆使して一試合完全燃焼のスローガンの下、死闘を繰り広げ試
合中に死人が出たりする荒唐無稽な野球マンガだったが試合が行
われる日程などは意外にもリアルタイムに忠実だった作品だ。

 

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