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こーじ苑
サウジアラビアのアジア予選敗退に思う
9日で終了したサッカー南アフリカW杯アジア第5代表決定戦はバーレーン
がサウジアラビアと対戦し、初戦をホームで0-0で引き分けたバーレーンが
アウェーでも2-2で引き分けアウェーゴール倍ルールでバーレーンが勝ち
抜き10月にオセアニア代表のニュージーランドと出場権をかけてプレーオフ
を行う。
バーレーンが第5代表決定戦を勝ち抜いたという事は長らく中東の強豪で、94年アメリカ大会以来4大会連続出場だったサウジアラビアのW杯出場が
潰えたという事になる。
サウジアラビアといえばイランなどと並ぶ中東の雄で長らく日本ともアジア
の覇権を争っていたライバルである。
実際に07年のアジア杯ではオシム・ジャパンがSファイナルで敗れていて、
ファイナルではイラクに苦杯を舐めたものの実力はアジアのトップレベルだと
いうのを証明していた。
とはいえ94年アメリカ大会は猛暑の中での大会だったという事もあり、
オランダに1-2と逆転負けしたもののモロッコ・ベルギーに勝って初出場で
ベスト16に進んだが以降の大会では1勝もしていない。
アジアでは勝てるものの世界相手に通用しないのはサウジが宗教国家と
いう事もあり、代表メンバーの殆どが国内組で海外でプレーしている。
しかも王族国家という事でスポンサーの王族の力が絶大で、例え親善
試合でも負けると監督が解任されたりするという。
だから長期的な視野で代表チームを編成しづらく、目先の勝利のみに拘る
傾向が強い。
07年のアジア杯でもW杯の翌年という事でオシム・ジャパンはチームの
土台作りから始めていたのに対し、サウジはベストメンバーで臨んでいた
のが印象深かった。
私的にはベストメンバーのサウジに負けたとはいえ、W杯翌年に土台
作りを放棄してまで優勝を狙う必要はないと思っていたのでゴシップ紙が
騒ぐほど大してショックはなかった。
確かに国家予算を導入して若手を育成したり国際的に有名な監督を招聘
したりしてはいるが、鎖国状態で選手が海外でプレーの経験が少なく
目先の勝利に拘り長期的な強化ができないのが代表チームの先細りを
招いたと思えるのだ。
まさしく栄枯盛衰という感じだが、日本も しっかり長期的な視野で代表を
強化してないと同じ道を辿りかねないだろう。
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