26日にBS日テレでOAされたルパン三世の2015年TVシリーズの
13話・ルパン三世の最期は逮捕されて刑務所に収監されたルパンが
再三にわたって脱獄を試みるものの、ことごとく銭形警部に見破ら
れて失敗した挙句 孤島の独房に収監されてしまい…という内容
だった。
見れば見るほど第1シリーズの4話・脱獄のチャンスは一度を髣髴
させる内容で、実際に番組HPでも「脱獄のチャンスは一度のオマー
ジュが一杯」と記されていた。
ルパンが収監されていた独房は全面鋼鉄になっており鍵を開ける
にも銭形の指紋認証などが必要なぐらい完璧なのだが、ルパン曰く
‘どれだけ完璧な監獄だろうと1度だけ扉が開くのは囚人が死んだ
時’というように食事を取らず最終的に死んだと見せかけて銭形に
鍵を開けさせて脱走するというわけだ。
こういった内側からは絶対に開かない場所に閉じ込められ、そこ
からどうやって脱出するかというテーマのEPとして真っ先に思い浮
かぶのは仮面ライダーV3のショッカー大幹部復活編である。
デストロンのアジトで絶対に砕けないペトンガラスでできた密室
に閉じ込められたV3が脱出する策は…
何と覗き窓の死角である天井にへばり付いて隠れており様子を見
に来た地獄大使は逃走したと勘違いし、中に入ったところを飛び降
りたV3が背後から羽交い絞めして悠々と脱出するという何とも間抜
けな結末だった。
そういえばウルトラなどに登場する防衛チームの基地も敵に侵入
されて内部から破壊されてピンチに陥るという‘お約束’があるが、
脱出不可能な場所から脱出するには何らかの策で扉を開けさせると
いうのが定番になるのだろう。