やはり悪役が魅力的な007シリーズ

 3月21日から始まったWOWOWの007シリーズ一挙放送も昨日でロジャー・
ムーアの‘私を愛したスパイ’までOAされた。

 週末の土日毎に2本づつOAされるので展開が早い代りに平日の午後に
1本づつOAしてくれるので助かるし、DVDで保存版にする作業も こういう
イベントがあるとやろうという気になる。

 さて第1作のドクター・ノオから見ていて思うのが魅力的な悪役が登場する
作品ほど面白いのが分かる。

 第1作のドクター・ノオは悪役が今ひとつだったが、2作目のロシアより愛を
こめてでは凄腕の殺し屋・グラントを演じたロバート・ショーやスペクターの
女幹部であるクレップ大佐を演じたロッテ・レーニャらの悪役は凄みがあった。

  更に3作目のゴールド・フィンガーでもゴールド・フィンガーのオナー・ブラッ
クマン だけでなくツバに刃物を仕込んだシルクハットを凶器にしている怪力
の部下:オッド・ジョブを演じたハロルド坂田の印象が強く、当時シルクハット
系の帽子があるとみんな投げるマネをしていた。

  4作目のサンダーボール作戦では悪役のエミリオ・ラルゴを演じたアドル
フォ・チェリのキャラが印象深いし、6作目の女王陛下の007でスペクターの
首領・ブロフェルドを演じたテリー・サラバスが いい味を出していた。

 また黄金銃を持つ殺し屋・スカラマンガを演じたのが吸血鬼・ドラキュラの
クリストファー・リーだし、私を愛したスパイの悪役・ストロンバーグを演じた
のは戦争映画でドイツ軍人を必ず演じていたクルト・ユルゲンスと名優が
悪役で登場している。

  ただ私を愛したスパイとムーンレーカーに登場した不死身の大男の殺し
屋・ジョーズを演じたリチャード・キール以降インパクトのある悪役が出演
していないのが残念だ。

 やはりヒーローの代わりはいても名悪役の代りは なかなかいないのかと
痛感する次第だ。

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