ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
極左打線が増殖した 2010選抜高校野球
興南の優勝で幕を閉じた今年の選抜高校野球だが、今大会を見ていて
気付いたのが左打者が多い‘極左打線’が増殖している事。
1回戦16試合の各チームのスタメンをチェックしてみたところ全員左打者
だった前橋工を筆頭に、左が8人だったのは今治西と大垣日大で左が7人は
山形中央と東海大相模。
スタメンの半分以上になる5人以上が左だったのが32校中17校もあった
のだから極左化と言っても違和感がないだろう。
私の記憶で以前‘左が多いな’と思ったのは78年の早稲田実でドラゴンズ
に行った川又米利を含めて左が9人中6人だったが、今や6人は珍しくない
のが現状だ。
理由として右投げ左打ちが増殖しているのだが以前 某スポーツライターの
レポで書かれていたのが少年野球の頃から足の早い選手を左打ちにする
傾向が強いというもの。
実際1塁ベースへの到達速度は左打席の方が早いし、バットコントロールも
利き腕である右手で行った方がやりやすいという事らしい。
そういえばMLBで活躍しているイチローや松井秀喜らは右投げ左打ちと
いうのも右打者を左にする傾向が強くなっているのかもしれない。
しかし前橋工や大垣日大に今治西、山形中央、東海大相模ら7人以上
左打者がいるチームは全て左投手に抑えられて敗退しているように、特に
選抜のような実戦経験尾少ない春先の大会は左対左は不利になりやすい。
現在プロでも左投手が登板すると右の代打を送り、右投手が出たら左の
代打が出るなど病的に左対左を忌避する傾向が強い。
ならば右投げ左打ちを乱造するぐらいなら もう一歩進んでスイッチヒッター
を育てようという発想がないのが不思議だ。
ちなみに今大会でスイッチヒッターは嘉手納の8番・糸数のみで、この
あたりにも再考の余地があるのではと思う。
« 我が家のリー... | やはり悪役が... » |
三遊間に転がし内野安打。振らないでただ当てるだけ。
小柄で非力な選手が仕方なく?左打ちにするのは
仕方ないが余りにも多すぎるのではと思います。
確かに足の速い選手は有利だとは思うが。
私も同感です。
このままでは功打者は増えても強打者の育成が疎かになるでしょうね。
右の強打者育成が これからの日本球界の急務だと
思います。
おっしゃるとおり、大垣日大は左打者八人という打線でした。
ただこの大垣日大は一回戦で、本来左打者が苦手とされるサイドハンドの投手を打ちあぐんでいるのですよね・・・。
この辺りも注目されるべきかもしれないです。
そしてやはり左投手には分が悪かったですか・・・。
左打者に弱い左投手もいるのですが、今回はたまたまそうであったのか・・・。
それとも左投手は最近の左打者のくせをよく掴んでいるのか・・・。
コントロールのいい投手には、やはり苦戦する左打者が多いのかもしれないです。
そうなると各チーム変則左腕を育成するようになるかもしれないですね。
この傾向はこれからも続きそうです。
昨季日本一の巨人やワールドシリーズ制覇のNYヤンキースも左打者やスイッチヒッターが多いですが、これもまた同じ考え方なのでしょうか。
だから最近はプロでも右の強打者と左腕投手が買い手市場になってます。
どうしても選抜は新年度初の公式戦で実戦不足の
ため左を打つのは困難らしいです。
だから智弁和歌山などが あまり打てなかったという
事でしょう。
とはいえ智弁は3番の西川以外は全員右打者でした。
MLBはスイッチヒッターを作るのに積極的ですよ。