ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
選抜初戦の恐ろしさを証明した‘末代までの恥’発言
今年の選抜高校野球はベスト8以降に大差の付いた試合が多発したも
のの、前半は1点差の好ゲームが多くあって面白かったのだが最もイン
パクトのあった出来事が21世紀枠で選出された向陽に1-2で競り負けた
開星の監督の‘末代までの恥’発言だろう。
開星は93年夏に松江第一という名で初出場し初戦で新潟明訓に1-3で
敗れ、その後01年夏に現校名に変わって合計6度出場しているが夏の
勝利は07年に徳島商に3-1で勝ったのが唯一の勝利。
一方選抜では昨年が初出場だったが初戦で神宮大会で優勝した優勝候補
筆頭の慶應に4-1で快勝している。
昨夏は出場できなかったものの昨年の勝利が自信になって昨秋は中国
大会で優勝して2年連続出場を決め、各メディアからは優勝候補のA評価を
貰っていたのだった。
個人的に中国大会で優勝したとはいえ甲子園では まだ春夏通じて1勝づつ
しか挙げてないので、正直言ってAランクはでき過ぎと思っていたし広陵や
関西の方が強いと考えていたから初戦を突破しても2回戦の日大三相手
では厳しいかなと思っていた。
‘逆もまた真なり’とはよく言ったもので昨年 開星との対戦が決まった優勝
候補の慶應の前評判はかなり高く、開星に負けたのは意外に思っていた
ファンは多いだろう。
もともと選抜の初戦というのは新年度最初の公式戦という事で実戦不足の
ため思わぬ番狂わせが起きやすい。
私が最初に見た番狂わせは栽弘義監督率いる豊見城が初出場の75年
春に、その年の夏に打ちまくって優勝する習志野を3-0で2 安打完封した
試合だった。
89年と95年夏に優勝した帝京は いずれも初戦で敗れているなど春に出場
した時点ではチームが出来上がってなかったと思われるケースが多々ある
のだ。
開星の監督に そういった予備知識はあったはずだし、対戦相手の向陽は
21世紀枠の出場とはいえ戦前の強豪・海草中だから ある意味リスペクトして
いい相手だろう。
にも拘わらず‘末代までの恥じ’発言は優勝候補の一角に初めて挙げられ
て有頂天になっていて、明らかに有利と思われた初戦で敗れたので本来なら
非公式な場所ですべきコメントなのだろうが想像以上の悔しさから思わず
出たコメントなのだろうと思う。
もっともマスコミが必要以上に大きく取り上げ過ぎだと個人的には思う。
やはり口は災いの元とは よく言ったものである。
« やはり悪役が... | 雰囲気が変わ... » |
開星は今夏もほぼ勝利を手中にしながら“まさか”のタイムリーエラーで逆転を許すなど甲子園の女神からソッポを向かれている感がありますね。前監督の野々村氏ですが、古くは79年春、府中東を率いて初采配。初陣とはいえ、あの時は剛腕の片岡を擁していただけに氏もかなり手応えを感じて乗り込んだそうですが。。。あっさり高松商に完敗を喫しましたよね
最近の球児は物怖じしませんから、勘に触るような発言は却って逆効果だと思います。選抜初戦の番狂わせで思い出すのは書かれている豊見城×習志野のほか、79年の鶴商学園×天理、81年の東山×早実、84年の大船渡×多々良学園(初陣対決でしたが‥)、86年の新湊×享栄などがまずフラッシュバックされますね
向陽は夏も復活へあと一歩の和歌山大会準優勝でした。相変わらず続く私学優勢の高校野球にあって戦前からのパイオニア的チームがこの時代に活躍を見せるのは喜ばしいことですし、やや智弁が頭打ちになりつつある野球王国和歌山は昨年の箕島も然りさらに活気づいていくようなムードに溢れています。。。かつての和歌山中だった桐蔭、新宮、海南あたりにも是非甲子園カムバックを果たしてもらいたいですね
けっこう選抜の初戦というのは実戦不足で思わぬ番狂わせが起きるものという事を勝った経験のある監督なら分かっているのでしょうが、ようやく強豪と言われる地位まで上がってきた開星の野々村氏には そこまで頭が回らなかったのかもしれませんね。
監督のいらぬひと言で有望選手が集まらなくなり10年以上甲子園からご無沙汰している福岡県の某進学校
の例もありますから、監督の言葉というのは想像以上に重要ですよね。