ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
スター選手は巡り合わせも いい
今日行われたジャイアンツ対ベイスターズ戦で2-2で迎えた9回裏に先頭
打者の1番・坂本勇人がサヨナラHRを放って3-2で勝ち連敗を3で止めた。
開幕から好調だった坂本だが、この打席まで15打席ノーヒットと調子は
下降気味。
この日のジャイアンツは昨日同様チャンスを作るものの 2点しか奪えず、
9回表に追い付かれ嫌なムードが漂っていた。
しかも4番・ラミレスと6番・李に守備固めを出しているため1発でサヨナラ
というのは考えづらい。
そんな中で出たサヨナラHRだけに価値がある。
今日の坂本を例に出したがスター選手というのは、すべからく起用される
時の巡り会わせがいい。
例えば原辰徳。
入団した時は3塁に中畑清、2塁に篠塚利夫がいたのに篠塚を押しのけて
2塁で起用されていたものの今ひとつシックリきてなかった。
ところが開幕1ヵ月後のタイガース戦で中畑が肩を痛めてリタイアしたため
3塁に入り、篠塚が2塁で起用され両者とも活躍したので中畑が復帰すると
1塁で起用され原が3塁に定着する事になる。
坂本も本来のショート・二岡智宏がケガをしてなければ2塁で起用される
予定だったが、二岡が開幕戦でケガをしてショートで起用されレギュラーに
定着した。
ホークスの川崎宗則も3塁の小久保裕紀が03年の開幕前にヒザをケガ
してシーズンを棒に振ったため3塁で起用されてレギュラーに定着している。
反対に‘松坂大輔を上回る素材’と言われた寺原隼人は入団2年目の
03年にケガで途中から戦線離脱したものの、マジック1で迎えた福岡
ドーム最終戦で相性のいいバファローズ戦で先発。
バファローズ戦で勝ち投手になればシーズン中の不調のイメージが消える
ので‘寺原はスターの資質大’と思っていた。
ところが緊張でガチガチになった寺原は押し出しをするなど試合をブチ
壊し、地元胴上げを潰してしまった。
しかも試合後のコメントが
‘まさか自分に胴上げ投手のチャンスが回ってくるとは
思わなかった’というもの。
その後タイガースとの日本シリーズでエース・斉藤が中4日が利かない
ので甲子園でのG5で先発予定だったが、雨で1試合流れたためG5は金曜
日に行われ斉藤が中5日で登板するため寺原の先発が見送られた。
こうしてみるとスターになる選手は巡り合わせがいいし、偶然でも訪れた
チャンスを確実にモノにしているのがよく分かる。
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逆に言えばそういった場面で結果を遺せない選手はスターにはなれないと、そう言う事でしょう。
坂本には一時代を築く予感があります。
長嶋茂雄と王貞治はまさにそう、単なる実力では推し量れない「何か」を持っていたと思います、いや、持ってました。長嶋さんでいえば天覧試合や甲子園の大乱闘を鎮めた一打、王さんでいえば全打席ホームランの離れ技でしょうか?
だがそれよりも驚いたのは、今定購している、「プロ野球セパ60年」によるとあの稲尾和久は当初、バッティング投手だったということ! 手合わせした選手が球の威力に驚いたことが、大エースへの第一歩だったんですから(うろ覚えだがデビュー戦のボードには「稲生」と書かれたらしい)。
しかし、ご指摘のT原は情けない……、と言いましょうか(気持ちは分かりますが)。これこそスターダムの第一歩だったのに。
今年のWBC決勝のイチローなどは典型的ですよね。
あれで前半の不調が吹っ飛びましたので。
MLBで言えば‘ミスターオクトーバー’のようなタイプですね。
>怪人太郎冠者@1553様
稲尾に関しては九州では有名ですよ。
稲尾を見出した三原監督の慧眼も凄いという事でしょうね。
だからこそT原のように、ここ一番でポシャるような
ヤツは絶対にスターにはなれませんよね。