6日にOAされたウルトラマンエースのベロクロンの復讐では女
歯科医に化けたヤプールが登場する。
能面を被り不気味な雰囲気満点だったのだが、そういえば巨大
ヤプール登場編でも‘オマエはオレを信じなさい’と歌って子供達を
異次元空間にさらっていくヤプールの老人が印象深い。
また我が家の娘も怪獣や宇宙人よりも劇場版の八つ墓村に出て
きた多治見要蔵が32人の村人を虐殺するシーンの方を怖がっていた。
こうして見ると異形の敵よりも人間の方が怖いのだ。
以前NHKのBSでOAされた お宝TVでマグマ大使の特集をやって
いたのだが、マグマ大使は手塚治虫原作なので当初の予定ではマグ
マの表情を出すため体と同じ色を塗った俳優が顔出ししていた。
正直言って不気味だし、一緒に見ていた息子達も‘怖ぇ~’と言って
いたのが印象深い。
当然ながら俳優の顔出しはNGとなり仮面を被る事になったらしい。
そういえばキングコング対ゴジラの撮影中にキングコングのスーツ
アクターが休憩時間中に素っ裸で撮影用のプールに潜って遊んでいた
らキングコングとゴジラが もつれ合って海に落ちるシーンの撮影が
人形を使って始まっていて、その最中に素っ裸のスーツアクターが
カメラの前に現れたのでカメラマンは腰を抜かして驚いたという話が
あったようだ。
作り物の着ぐるみを本物っぽく見せるカメラで素っ裸の人間を見
たら さぞかし不気味だと思うだろうが、考えてみると映画館で子供が
泣き出すぐらい怖かったのはゴジラやアンギラスよりもフランケンシュ
タインやガイラだったという話を聞くと妙に納得してしまうのだ。