【BOX】パッキャオ、王座奪回!因縁の相手・ブラッドリーに判定勝ち(スポーツ報知) - goo ニュース
WBOウエルター級タイトルマッチでマニー・パッキャオがティモシー
・ブラッドリーに判定勝ちして12年6月に失ったタイトルを奪回して早い
もので明日で1週間が経つ。
今年36歳のパッキャオではあるが‘今後2・3年は戦う’との事から
ファンが待望しているフロイド・メイウェザーJr戦を含めた今後の対戦
相手が注目される。
ただ個人的にはメイウェザー戦には数年前なら いざ知らず、現在の
両者の状態を見ると今ひとつ気が乗らないのも事実。
シュガー・レイ・レナードとロベルト・デュランが80年6月と11月に
2度対戦して1勝1敗で迎えたラバーマッチが89年12月に行われ
レナードがデュランをポイントアウトして大差の判定勝ちしたものの、
レナードに往年のスピードやキレがなくデュランもレナードを追いき
れず両者の衰えだけが目立ち決着が付いたという充足感より物悲
しさが募ったのを覚えている。
ブラッドリー戦のパッキャオを見る限り巧みにポイントを挙げる
テクニックは進化したものの、肝心のスピードや それに乗ったパワ
ーの衰えが嫌でも目立つ。
そうなると衰えが見えるとはいえメイウェザーを捉えきれず、メイ
ウェザーもセーフティーな戦いに終始してダラダラと無為にラウンド
を重ねてメイウェザーが大差の判定勝ちという結末が目に浮かぶ
ようだ。
つまりパッキャオvsメイウェザーはパッキャオが全盛だった09年
ぐらいまでならファン垂涎の好カードだったのだが、年月の経過と
共に色褪せてしまっている感じである。
それを考えるとモハメド・アリやジョー・フレージャーにジョージ・
フォアマン、ケン・ノートンらが鎬を削ったヘビー級黄金の70年代
や、シュガー・レイ・レナードやトーマス・ハーンズにマービン・ハグ
ラー、ロベルト・デュランらが活躍した中量級黄金の80年代という
時代を過ごせた我々は幸運だったのだろう。