ウルトラQ的な世界がアークで描かれるとは

 12月14日にOAされたウルトラマンアーク22話・白い仮面の男は、
アークが登場してほぼ戦わずにアークファイナライズで敵を倒すと
いう展開で終わった。

 とりあえず最終章が始まる前の箸休め的なEPだろうが、このEPは
気が付いたら白い仮面の男によって色彩が失われた世界的な不思議
な内容になっていた。

 通常のヒーローものならば最後はヒーローと敵キャラがバトルを
展開して倒すというカタルシス溢れるスペクタクルな展開が売りな
のだが、ウルトラシリーズにはこういったストーリーで視聴者を不
思議な世界に誘うEPも必ずあるのが特徴だ。

 そういった意味でウルトラシリーズの原点がウルトラQというの
も、今回のようなEPができるのも素地かもしれない。

 もともとウルトラQは当初アンバランスゾーンという超常現象を
扱う物語の中に怪獣が出現していたのが、徐々に怪獣モノという形
になっていったわけで実際に早い製作順のEPは人間の幽体離脱を描
いた‘悪魔っ子’や一般の人間が突然巨大化してしまう‘変身’に一般人
の蒸発を描いた‘あけてくれ’などが代表的だろう。

 モノクロ作品だったウルトラQから次番組ウルトラマンはカラー
作品になるのだが、思えば
ウルトラマンアーク22話もウルトラマン
のいない世界がモノクロ的でアークが登場して敵を倒し色彩が戻る
というのはウルトラQの世界を打ち破ってウルトラマンになるイメ
ージに思えるのだ。

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