ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
怪盗103号は岸田森のハマリ役
コチラで火曜深夜にOAされている松田優作主演の探偵物語は今週が
13話。
タイトルは‘或る夜の出来事’で宝石を狙う怪盗103号と倍賞美津子演じる
女弁護士・相木マサ子の 駆け引きが面白いEPだったが、怪盗103号こと
高村竜太郎を演じたのが故・岸田森である。
このEPは30年前に見た時は高1。
工藤俊作の活躍場面が少なく、今ひとつワケが分からず退屈なEPだったが 今 見るとかなり面白い。
つまり大人向けのEPだったのだろう。
この作品の魅力を引き出したのは何といっても岸田森。
岸田森といえば怪奇大作戦の牧志郎や帰ってきたウルトラマンの坂田健の
イメージだが、大人向けの作品では傷だらけの天使の辰巳五郎などクセの
あるキャラが印象深い。
探偵物語の怪盗103号はゲスト出演ながら全話を通じて最も印象深い
キャラ。
ダンスしながら女を口説きつつ薬で眠らせて脱出するなどキザキャラ
ながら、ラストで工藤とフェンシング対決をした時にカツラが外れハゲが
バレてからのギャップが笑える。
特に工藤のテープに収録されていた‘カツラ返せぇ~’や‘マサ子ちゃん
ダンスの時にオレの足を蹴飛ばすんだもん’などとコミカルなボヤキは凄い
オチだった。
ちなみに当時の岸田森は実際に頭を丸めてカツラを被っていたらしい。
キザだけなキャラやコミカルだけのキャラを演じる事はできても、両方を
こなせる役者は少ない。
今回の‘或る夜の出来事’を見て改めて岸田森の凄さを確認できたの
だった。
最後に今日12月3日は帰ってきたウルトラマンの35話・残酷!光怪獣
プリズ魔がOAされた日でもあるが、この脚本を書いたのが岸田森でも
あった。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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岸田森、確か「和製クリストファー・リー(ドラキュラ役で有名な俳優)」という異名もあって、舞台で吸血鬼役もやっていましたね。若くしてお亡くなりになった事が惜しまれる役者さんでした。
岸田森はシリアスな役から、こういったコミカルな
役まで しっかりこなせる貴重な役者でしたね。
このEPのギャップが凄かったのは今でも笑えます。
私の大好きな役者の1人です。