前田健太がMLBで活躍するためには

マエケン ドジャース入団会見、背番号「18」のユニホーム姿披露

 カープからポスティングでMLBへの移籍を希望していた前田健太が
LAドジャースに入団が決まった。

とりあえず年俸などの条件などを見ると松坂大輔らに比べると低い
気はするものの昨今の日本人投手がケガで離脱するケースが多い事を
考慮すれば仕方ないかもしれないが、活躍すれば上がるわけだし背番
号が18になるなど決して待遇が悪いわけではない。

 そもそも日本球界でエースといわれてもMLBとの相性が悪ければ
活躍できないのだから、むしろこれぐらいの契約内容でのスタートの
方がいいし最初にMLBで投げた村上雅則や野茂英雄らの事を思えば
恵まれているといえるだろう。

 前田健太がMLBで通用するかどうかは対応力にあると思うし昨年
1年間MLB帰りの黒田博樹と一緒にプレーしたというのが追い風に
なるのではと考えるし、会見でも勝ち数の話より200イニング以上
投げたいという目標を語っているのが頼もしい。

 黒田博樹はLAドジャースやNYヤンキースで投げており渡米前は
正直言って松坂大輔よりも国内での評価や期待値は低かったのだが、
MLBでの評価は黒田の方が上だった。

 すなわちMLBで成功するには自らの防御率や勝ち負けより120球
以内で6回以上を自責点3以内に抑えるQSを増やす事を第一に考え
るべきで、間違っても‘QSしても先に点をやってはダメ’といった
トーナメント仕様のピッチングをすると球数が増えて守備のリズムを
崩し打線の援護ももらえなくなる。

 松坂大輔の失敗は正しくトーナメント投球思想やブルペンで投げ込
んで調整するスタイルから切り替えられなかった事にある。

‘郷に入れば郷に従え’という言葉があるが前田健太がMLBで成功
するためにはMLB仕様にアジャストできるかに尽きるのだが、幸い
前田の場合は投げ込みをしないタイプで先述したように黒田という
MLBで成功した投手と1年を過ごした事が最終的に役立つのでは
と思うのだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 市井のヒロイ... 宇宙猿人ゴリ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。