ホークス悲願の日本一

ソフトバンク８年ぶり日本一、ＭＶＰは小久保(読売新聞) - goo ニュース

　今日 福岡のヤフードームで行われた日本シリーズ最終戦でホークスが3－0で
ドラゴンズに勝って8年ぶりの日本一に輝いた。

　3回に山井から多村と長谷川の短長打などでチャンスを作り川崎が押し出し
四球を選んで先制すると、4回にはネルソンから2つの四球でチャンスを広げて
山崎のタイムリーで2－0とリードを広げる。

　そして7回に浅尾から内川がタイムリーを放ち3点目を挙げると先発の杉内が
7回を3安打無得点に抑え、8回から登板したファルケンボーグが打球を右肘に
当てるというアクシデントがあったものの森福・摂津と繋いで逃げ切った。

　それにしてもシリーズ7試合中4試合が2－1というスコアで投手力が打線を
抑え込むという展開が今シリーズの特徴だったが、やはり最後はドラゴンズの
谷繁がシリーズを通じてノーヒットだったのに対しG7で山崎が勝負を手繰り寄
せる2点目のタイムリーを放ったりG3やG5でも細川が効果的な打点を挙げたり
とキャッチャーのバッティングが明暗を分けた形だ。

　もう1つ今シリーズで異様だったのが最終戦以外は全てホームチームが敗れた
という事。

　いわゆるホームアドバンテージという地元ファンの大声援をバックに試合をする
ホームチームが有利なはずだし、実際にレギュラーシーズンでも両チームが
ホームでの勝率が素晴らしいのでホークスが福岡で連敗したのが‘まさか’と
思っていたら今度はドラゴンズが名古屋で3連敗するとは思わなかった。

　G5までホームチーム全敗というのは00年のジャイアンツ－ホークスの‘ON
シリーズ’と96年にMLBでNYヤンキースがアトランタ相手にやっていたが、共に
G6をホームで勝ってそのまま一気に決めている。

　反対に王手をかけられたチームが敵地に乗り込んでG6を取ると04年と08年の
ライオンズのように勢いに乗って連勝しているので昨日ホークスが落としたときは
ドラゴンズ有利になるか？と思っていた。

　しかもドラゴンズが07年のG5だけでなく04年もライオンズ相手に好投した山井
が先発なのに対しホークスの杉内は今シーズン今ひとつ勝ち運に恵まれてないと
いうのが理由だった。

　そんな状況の中で杉内が踏ん張り浅尾を内川が攻略したように、最後は両チー
ムの自力の差が出たという感じだった。

　03年に日本一になって以来、04年・05年・10年にレギュラーシーズンを1位
通過（10年は優勝）したにも拘らずプレーオフ&CSで敗れて日本シリーズに出ら
れなかったので、ある意味‘苦節8年’という状況だったから本当に感無量だ。