ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
名作・第四惑星の悪夢から50年
今から50年前の今日68年7月28日にOAされたのがウルトラ
セブン43話・第四惑星の悪夢で、侵略する死者たちや盗まれたウ
ルトラアイに続く異形の敵キャラが一切登場しないEPである。
地球防衛軍はコンピューター制御の全自動長距離用宇宙ロケット
・スコーピオン号を開発しモロボシ・ダンとソガがテストパイロッ
トして乗り込むわけだが、コースを外れて遭難し地球そっくりの星
に到着したもののロボットに支配された惑星で人間は奴隷として扱
われていたのだ。
第四惑星を支配するロボット長官は人間をエネルギー源としか見
なしておらず500年後には人間が死滅するので代わりの人間を確保
するためにスコーピオン号を120億万㌔離れた第四惑星に誘導し、
エネルギー源になる事を調べ上げた上で地球を植民地化するべく宇
宙船団を発進させる。
進退窮まったダンはセブンに変身し施設や宇宙船団を破壊して壊
滅させると、2人はスコーピオン号で地球に辿り着いたものの他の
隊員達からは単なる悪夢扱いされて困惑するという結末だった。
このEPは実相寺昭雄監督作品で脚本も実相寺監督と上原正三の
共作になっているが、実際は上原正三の単独作品らしく例によって
予算のかからないEPを要請されて作っているわけだ。
コンピューターを含めた機械に頼り過ぎたゆえに最後は機械から
支配されてしまうというテーマはチャールズ・チャップリンのモダ
ンタイムズの時代からSF作品の定番だが、日本では第四惑星の悪
夢が初めてのような感じだし同じようなテーマでは新造人間キャシ
ャーンあたりが受け継いでおり上原正三作品ではイナズマンFに登
場するデスパーシティがその流れだろう。
ちなみに当初のサブタイトルは‘人間狩り’で、マンガ版では第
四惑星の人間が‘赤い血同盟’という組織を作って反乱を起こすと
いう展開があったのだが、こういった作品の魅力は30分番組では
収まりきらないため案外1時間モノとして製作した方がいいのでは
ないかと思ったりする。
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他記事でもご指摘のように、突っ込みだせば不審なところだらけですが、そういったマイナス面もふくめてやはりこれは傑作SFだなと強く思います。
これも前に書きましたが、秘書をやった方がなかなかきれいですよね。愛まち子さん、もっと活躍してほしかったな。
実際にある建物や街並みを未来的に撮ってますからね。
愛まち子さんは監督も好みだったようで凝った撮り方をしてますよね。
いやいや、あのセリフは最高でしたよ。
その後の「人間というのは毎日コーヒーの味が違う」というボヤキも秀悦ですし。