ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
トルコを侮るなかれ!
今朝方 行われたEURO・2008のSファイナル第1試合で、ドイツがトルコに
3-2で勝ちファイナル進出を決めた。
結果だけ見ればドイツの勝負強さが目立った感じだが、ベストメンバーから
9人が入れ替わったトルコが先制し逆転されても残り5分で追い付いた。
最後は残り1分で勝ち越されたが、TV観戦していて ‘トルコ敗れてなお
強し’と感じた。
今大会のトルコは初戦のポルトガル戦こそ敗れたが開催国のスイスに
後半で逆転勝ちすると、チェコ相手に 0-2から残り15分で3点奪い逆転
勝ちしベスト8進出。
Qファイナルでもクロアチア相手に0-0で迎えた延長後半残り1分に先制
されるが、ラスト1プレーで追い付き PK戦で勝った。
後半の粘り強さは驚異的だった。
トルコで忘れられないのは02年の日韓W杯。
初戦でブラジル相手に1-2で敗れたものの、先制したのはトルコだった。
中国とコスタリカに勝って2位でベスト16で開催国の日本と対戦。
当時のマスコミは当初2位通過でブラジルと対戦すると思われたが、1位
通過したのでトルコとの対戦となり ‘上手くいけばベスト4も!’と色めき
たった。
‘トルコはロシアより弱いので、ロシアに完勝したのだから十分勝てる’と
いう論調が踊ったのだ。
ところが開始早々にCKから先制された1点を返せずゲームを上手くコント
ロールされ日本は不完全燃焼のような形でベスト16で敗れる事になる。
するとマスコミは、その夜に韓国がイタリアを破った事もあり‘トルシエ
無能論’を垂れ流し始めた。
結局‘ロシアに完勝したのにロシアより弱いトルコにメンバーを換えて
完敗した’というのが主な理由だった。
しかしQファイナルで日本が前年10月に対戦し完敗したセネガルに1-0
で勝ったのを見て‘やはりトルコは強かった’と日本戦で感じた事が間違い
ではなかった事を確信したのだ。
とかく日本人はブランドに弱くイタリアやフランスなどの名のあるチーム
に負けても‘仕方ない’で済ませるが、トルコやパラグアイのような今ひと
つ実績のないチームに負けると ‘○○ごときに負けて・・・・’と激怒する
傾向が強い。
世界的に名前は売れてなくてもトルコのように強いチームは、いくらでも
あるのだから名前を聞いて侮るようなマネをしてはならないと改めて感じた
ものだ。
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仮に、アジアの名の無いチームと試合をしたりしても、それがアウェーだったり、コンディションが整っていなかったりすると簡単に「ジャイアント・キリング」をされてしまうでしょうね。
今回のトルコの戦い方は日本も大いに参考にすべきだと思います。
やはり特にヨーロッパ勢は、修羅場をくぐってますからね。
フランスやイタリアなどの強豪でも弱小国相手に勝ち点を失う事は、しょっちゅうですから。