横浜ベイスターズは、何を考えている？

　22日に終わった交流戦でホークスは15勝9敗で初優勝した。
　交流戦が始まる前にはピリッとせず、始まっても3カード目のナゴヤで連敗
し3連勝から3連敗となる。
　そういう状態からホークスが優勝できた理由の1つとして ‘横浜がサポート
してくれたから’というのがある。　

　というのも4カード目に対戦した横浜が、ホークス相手のホームゲームにも
拘らず大分と北九州で開催していたのである。
　ホークス対ベイスターズが、大分と北九州で行われると聞けば 99％の野球
ファンが‘ホークスの主催ゲーム’と思うだろう。　ところがベイスターズの主催と聞いて驚いた。

　よ、横浜は何を考えているのか・・・

　78年から88年までの10年間、福岡からライオンズがいなくなった平和台
球場では主にライオンズ以外のパ・リーグチームが主催試合を行っていた。　　　そして、それぞれのチームが1カードではあるがライオンズ戦を平和台で
開催していたのだ。
　ライオンズにとっては、かつての本拠地だから当然のようにホームの1塁
側ではなくビジターの3塁側のスタンドはギッシリ超満員になる。
　そしてビジターにも拘らずライオンズは、熱狂的な応援を受けるので声援
に乗せられてライオンズが奇跡的な逆転勝ちを演じたりもしていた。

　ただこれは、あくまでフランチャイズ制が曖昧だった昭和の時代の話。
　地元密着というフランチャイズ制が定着した現在では、こういう興行は邪
道なのだ。
　例えばファイターズが東京ドームで主催ゲームを行うなら旧フランチャイズ
という事で考えられない事はないだろうし、横浜がホエールズ時代の旧フラン
チャイズだった下関で主催ゲームを行うのは違和感はない。

　しかしホークスの地元である九州で、しかも準フランチャイズの北九州で
の主催試合を組むなど自分の所の儲けしか考えてないとしか思えない暴挙
なのだ。
　ヤ○ザボクサー一家をサポートしていた局がメインスポンサーになった
のが01年だが、それぐらいから横浜スタジアムに空席が目立ち始めた気が
してならない。

　自称・日本一の人気チームを不法所持している某新聞社が‘東京と名
乗っていては、東京のファンしか来ない。ウチは全国区だから東京の文字
を外す’と言ってファンを減らしているのを知らないワケではないだろう。

　横浜スタジアムを横浜ファンで満員に

できないという事の方が、大問題なのだから。