ホークスの補強は失敗だったのか？

　昨シーズンオフにホークスはファイターズからFAで近藤健介を
MLB帰りの有原航平、マリーンズからロベルト・オスナをベイス
ターズから嶺井博希にタイガースからガンケルらを獲得して大型
補強と言われた。

　そして迎えた今シーズンはご存じのように優勝したバファローズ
から15,5ゲーム差を付けられて3位に沈み、CSでも1stステージでマ
リーンズに1勝2敗で敗れるなど期待外れに終わり巷では大補強失敗
と言われている。

　ただ個人的にはガンケル以外の補強したメンバーは活躍しており、
正直言って藤本博史監督が使いこなせなかっただけではないかと思
うのだ。

　MLBに移籍した千賀滉大の穴を埋めるべく期待された有原は開幕
には出遅れたものの1軍に上がってからは10勝を挙げチームの勝ち
頭になっており、クローザーとして期待されたオスナも26セーブを
挙げいるなど悪い数字ではない。

　打者でも近藤は打率・打点・ホームランとチームの三冠王だから
期待以上の成績を収めており、嶺井は甲斐拓也のバックアップとし
て獲得したのだから藤本監督がもう少し使いこなせたらという感じ
だと思う。

　逆に言えば今回補強した4人不在だったら本来なら千賀に代わって
柱になるべき東浜巨や石川柊太らがダメだったし、近藤がいなけれ
ばチーム打率を始め得点力も激減しているだろうからBクラスは確実
だった。

　それを考えると補強自体は間違いではなかった反面、藤本監督は
育成は上手いが巨大戦力を使いこなせなかったという事になるので
はないかと思う。