ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
西岡利晃5度目の防衛戦決定
西岡「チャンス逃さない」=10月24日に5度目の防衛戦―WBC・Sバンタム級(時事通信) - goo ニュース
長谷川穂積と並ぶ日本のエース・西岡利晃5回目の防衛戦が10月24日に
1位のレンドール・ムンロー相手に両国国技館で行われる事が今日発表
された。
ムンローはヨーロッパ王者で21勝(9KO)1敗という戦績だが11連勝中の
強敵。
当初はイギリス開催という話があったものの最終的に日本開催に落ち着
いた形で、個人的には昨年5月にメキシコでジョニー・ゴンサレスとの指名
試合を逆転KO勝ちでクリアしているだけに今度はイギリスで本場のファンを
魅了する防衛戦を期待していたのだが・・・・・・
最近のボクシング界は某一家を中心にしたショー的な路線と、西岡利晃や
内山高志に先日敗れたが長谷川穂積らの本格派路線に分かれている。
ショー路線の面々は基本的に視聴率が最も重要で、対戦相手の質など無
頓着だから日本人対決ばかり組みたがるし、本当の強敵相手の試合などは
期待できない。
それに対して長谷川は敗れたものの他団体の王者:フェルナンド・モンティ
エルとの統一戦を行ったり、西岡もゴンサレス戦では法外な値段を出して
まで日本開催に拘らずメキシコに乗り込んで行って防衛に成功している。
だから今度はイギリスで・・・・・という風に考えたものの敵地での防衛戦は
口で言うほど簡単ではない。
先日亡くなった関光徳もロンドンでの試合では理不尽な裁定に泣かされて
タイトルを取り損なっている。
仮に長谷川がモンティエルとの統一戦に勝っていればイギリスでの防衛
戦という冒険もできたのかもしれないが、長谷川や名城といった王者が
防衛に失敗し まともな王者が西岡と内山になっている現状ではリスクを避
けるのは止むを得ないかもしれない。
日本人王者がイギリスの強敵と戦うといえば今から35年前にガッツ石松が
ケン・ブキャナンとの防衛戦で判定勝ちしたのを思い出す。
当時の石松は強打者のロドルフォ・ゴンサレスをKOしてライト級の王者と
なりリターンマッチでもKO勝ちしたものの、10位のチェリー・ピネダとの初
防衛戦では大苦戦の末に引き分けているから実力については疑問視されて
いた。
しかし実力者のケン・ブキャナン戦をクリアした事で石松の実力は本物だと
証明されたのだった。
だから今回のムンロー相手の防衛戦は西岡にとって重要な試金石になる
だろう。
ラファエル・マルケスが違う団体に挑戦を表明しているのを考えれば、ムン
ローを倒して5連続防衛に成功する事によって本場・ラスベガス進出が
見えて来るだろう。
そういう意味でも今から10月24日が楽しみだ。
« 川遊びは楽しい | 怪獣映画での... » |
そうすれば、あとは(勝っても負けても)ホンモノのボクシングをとことん堪能できますし。
坂田が辛うじて本格派路線に足を踏みとどまっているぐらいですので、何としても勝って大場政夫らが持っていたタイトルをショー路線の連中から守って欲しいものです。