帰ってきたウルトラマン30話:呪いの骨神オクスター

 今から50年前の今日71年10月29日にOAされたのが帰ってきた
ウルトラマン30話・呪いの骨神オクスターで、水牛怪獣オクスタ
ーが登場する。

 オクスターは化石時代の水牛の生き残りで死んだ仲間の骨を守
るため、それを奪おうとする者は唾液で溶かしたり長い舌で捕食
するなど水牛を祀った神社の近くにある山小屋の老人まで骨の在
りかを教えたという事で殺されている。

 最終的にウルトラマンが登場し戦い始めるが元水牛という事か
ら水中での戦いはオクスターが断然有利でウルトラマンは大苦戦
し、最後はウルトラブレスレットで沼の水を一旦干上がらせて優
位に立って倒すなど強敵だった。

 このEPの脚本は帰ってきたウルトラマンから参加した石堂淑朗
で、後に‘ウルトラマンをバラバラにした男’。

 第2クールの20話マグネドン編から参加しバキューモン編に続
く3作目となっているのだが、氏の作品の特徴として民話系を含
めたおどろおどろしさがある。

 ちなみにプロデューサーは円谷一&橋本洋二だが、プロデュー
サー捕としては民話大好きの熊谷健がいるわけだから民話系の
EPが得意な石堂氏が担当というのも分かる。

 タブーを破ったばかりに強烈なしっぺ返しを食うというのは
ウルトラをはじめ日本のヒーロー作品では定番だが、今回のEP
ではSFというよりゲゲゲの鬼太郎のような作風になったのも石
堂作品という事に行きつくだろう。

 それにしても石堂氏の作品では最初のマグネドンは地球の磁
力が及ばない宇宙空間で、オクスターは沼を干上がらせてとウ
ルトラマンを自らの得意な環境で戦わせているわけだ。

 これは後にウルトラマンネクサスのメタフィールドに行き着
くのではないかと思ったりする。

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