バファローズ遂に負の歴史に終止符

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https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bb-tp0-211027-202110270000886

　昨日仙台で行われたイーグルスーマリーンズ戦でイーグルスが、
2－1で逆転勝ちしマジック1としていたバファローズの優勝が決ま
った。

　試合は1回にマリーンズがブランドン・レアードの2ベースで先
制するがイーグルスは5回に2アウトランナーなしから四球と辰巳
涼介&太田光の連打で追い付くと、8回にヒットで出塁した島内宏
明を小深田大翔のタイムリーで返して勝ち越し最後は宋家豪が3
人で討ち取って逃げ切ったのだ。

　25日にシーズン最終戦でバファローズはイーグルスに勝ったの
に対し、マリーンズはホークスに大敗した事からマリーンズが残
り3試合を2勝1分で優勝だが1敗するとバファローズの優勝という
形になっていた。

　思えばバファローズが前回優勝したのは仰木彬監督が率いてイチ
ローが中心になって11,5ゲーム差を逆転リーグ優勝したジャイアン
ツを4勝1敗で破り日本一なった96年以来のリーグ優勝で、14年に
はホークスと熾烈な優勝争いを続けて福岡でのホークス最終戦で
延長10回に松田宣浩のサヨナラタイムリーで敗れ目の前で胴上げ
を見せられたのを最後に優勝争いすらできず毎年Bクラスに沈ん
だのだから見事に明暗が分かれている。

　14年のホークスはリーグ優勝後にバファローズに勝った3位・
ファイターズをCSファイナルに4勝3敗で勝って日本シリーズに
出場し、タイガースとの日本シリーズでも初戦を落とした後に
4連勝して秋山幸二監督最後の花道を飾る。

　そこからホークスは7年間で6度の日本一に輝いていたのだか
ら見事に明暗が分かれているのだが、そういう意味で個人的に
14年の死闘を覚えているだけにマリーンズとの熾烈な優勝争い
ではどちらかといえばバファローズに優勝して欲しかったので
よかったと思う。

　そもそもバファローズはエースの山本由伸と日本を代表する
打者・吉田正尚という投打
の柱を擁しながら毎年Bクラスに沈む
のは何とも解せなかった。

　日本のメディアは大黒柱至上主義で、その発想からいけば最
低でもAクラスは間違いないはずなのだが今シーズンは投手陣
では宮城大弥が打者では‘ラオウ’杉本裕太郎の存在が2日本柱と
して安定させたと思う。

　だからこそ先発ローテの柱の1人だった山岡奏輔が離脱した
り、吉田が死球渦で骨折して終盤不在でもペースダウンする事
なく走れたのではないか。

　これで前日のスワローズ同様に今シーズンはセ・パ両リーグ
とも前年最下位からのリーグ優勝という劇的な形になるわけで、
仮に日本シリーズで両チームが対戦した場合バファローズにと
って78年・95年そして01年と3連敗しているのだから雪辱戦と
なる。