ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
トレーニングの常識は変わる
今年 中学に入学した長男の体育の実技本を見ていたら現役のアス
リート達が、それぞれの種目で写真付きで出ていただけでなくケガを
する運動としてうさぎ跳びが載っていた。
うさぎ跳びといえば我々が子供の頃に見ていたスポ根作品では足腰
を足腰を鍛えるのに必須のトレーニング法だった。
ただし我々が高校生の頃ぐらいから既に‘うさぎ跳びは膝を痛める
のでやらない方がいい‘と言われ始めていたものの、うさぎ跳びで足
腰が鍛えられると思い込んでいたOB達は無視していたし当然ながら
やらされていた。
それが平成になって徐々にうさぎ跳びに対し否定的な理論が主流に
なっていき、遂に中学の体育実技本にまで載るようになったのだから
この流れは止められないし最早うさぎ跳びをさせるコーチは指導者
失格という事になるだろう。
思えば水分補給も‘水を飲んだらバテる’という根拠なき理論が
昭和の時代は信じられていたのだが、科学的根拠から今や水分補給を
否定するコーチはいなくなったし00年夏の甲子園で試合中にエースが
脱水症状でダウンし‘バテると思ったので水を飲まなかった'と言った
高校は非難の的になって それ以降の甲子園出場はない。
サッカーの場合は指導者ライセンスを取らないと少年サッカーで
すら指導できない流れになっているので、うさぎ跳びをはじめとし
た指導者の科学的根拠なき経験論による指導はなさそうだ。
一方で伝統ある野球の場合は指導者ライセンスなどがなく一昔前
までは指導者の経験論が当たり前だったので、本来なら故障を誘発
するリスクの高い練習法も否定されなかった。
救いは最近の高校野球を見ていると前近代的な指導をするチーム
には好素材が集まらずに低迷する傾向が強いので、そこから改革さ
れているものの肝心のプロ野球に前近代的な指導を美化するコーチ
らがいるのが最大の問題ではないか。
ちなみに中学の体育実技本には うさぎ跳び以外にも90度以上膝を
曲げるスクワットや完全に体を倒す腹筋運動なども含まれていたし、
投手の球数も中学までは70球が限界とされているので必然的に高校
野球の投手の球数も制限されてくるのではないかと思う。
« ウルトラマン... | となりのトト... » |
管理人様は1964年の早生まれでしたっけ。そうなると、高校生だったのが1979年~82年ですかね。そのころは「うさぎ跳び不可」の時代の過渡期だったんですかね。
幸い私の時代は、それをさせられたことはありませんでした。
書くまでもないでしょうが、こちらのコメントは、こちらの記事に触発されてさせていただきました。
http://blog.goo.ne.jp/ue-kj/e/fde186cc647330f8cc3d222cdca94bf2
我々の野球部では1年秋までは監督が教育実習生だった
事もあり、うさぎ跳びは膝に悪いという事が常識でしたけど2年になって監督が地元OBになった途端にうさぎ跳びをやらされたクチです。
やはり選手達の納得のいかない練習は上から押し付けても絶対にダメという事ですよね。