ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
祝!ノルディック複合団体 金獲得
昨夜寝がけにPCを覗くと‘ノルディック複合団体で金’という記事が
載っていた。
その前に見た時は‘前半のジャンプを終わって5位’というものだった
ので、5位の順位をキープできればいいかなと思っていた。
これまでの日本の複合は荻原健司らが活躍していた90年代前半から
ジャンプでリードしてクロスカントリーで追い上げをかわして逃げ切ると
いう勝ちパターンしかなかったので、ジャンプの順位をいかにキープできる
かだった。
ところが今朝のニュースを見たらトップから24秒差の5位でスタートした
直後に一走の湊祐介がトップ3の先頭集団に入ると二走の加藤大平が
粘って4位でつなぎ、三走の渡部暁斗は集団から抜け出してアンカーの
小林範仁がラストの直線でドイツとの競り合いに勝って見事に優勝した
のだ。
これには驚いた。
‘クロスカントリー有利なルール改正から低迷’と言われるが、実は
ジャンプのレベルが跳ね上がったためジャンプでK点を2本揃えないと
クロスカントリーの勝負にならないようになっていた。
だからクロスカントリーが苦手とはいえ、ジャンプが得意なエースの高橋
大斗を外しては厳しいだろうと思っていたのだ。
ただトリノの頃から苦手と言われたクロスカントリーの成績が上がり
出し、今回でも複合個人でも小林が5位・湊が6位に入賞していた。
実は荻原健司が複合の最後の金を獲得した97年のトロンハイムでも
ジャンプで3位につけ、クロスカントリーで逆転しての優勝だった。
荻原健司の優勝はクロスカントリー有利のルール改正のおかげでも
あった。
そういう意味でクロスカントリー強化が金奪回の原動力になったと言える
だろう。
もう1つの要因は層が厚くなった事。
90年代前半の頃は荻原健司だけでなく河野孝典や阿部雅史に荻原
次春らW杯ランキングの上位に入れる選手達がいたが、低迷期に入ると
荻原健司に高橋大斗と勝負できるのがエースのみという状況だったのだ。
今回は高橋抜きでの優勝だから価値がある。
湊や加藤、渡部ら若手選手が力を付けて層が厚くなったのも大きい
のだ。
これで来年のバンクーバーで‘優勝候補の筆頭’と思っては
いけないが、表彰台を狙える資格が出てきたのは間違いない。
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率直に嬉しいです。
これで来年の金メダル……というワケにはいかないでしょうが、女子モーグルがいまだにロートル選手に依存している(愛子さん、ごめんなさい)のに比べて、とても明るい状況です。
これで、ワタシが好きなもう一つの競技、ジャンプ競技も上がったらならなー。こちらも、岡部さんや葛西さんに飛んでもらっているようじゃ、なかなか苦しいかもなー。
フィンランドのエースが欠場などの追い風がありましたからね。
一応メダル争いをする資格は得た感じでしょう。
ジャンプはNH、LHともども厳しいですね。
団体では一矢報いて欲しいですけど。