‘あけてくれ’‘円盤が来た’‘氷の死刑台’の共通点

 昨日BSプレミアムでOAされたウルトラQ28話・あけてくれは
放送順でいけば最終回ではあるものの、制作順では4番目にあた
るEPで蒸発した人の行く末を描いた内容。

 生活に疲れた中年サラリーマンが偶然異次元列車に乗り込んで
しまい非現実世界に行きかけるものの、自分の過去を見て現実に
戻る事を決心するのだが戻って見ると妻や上司からは責められ罵
倒されるなど辛い事が多く見える異次元列車に乗り込みたくなる
形で終わる。

 当時サラリーマンなどが、ある日突然失踪する事を‘蒸発事件’
と呼んで社会問題になっていたのだが円谷作品では‘あけてくれ’
やセブンのペロリンガ星人編と怪奇大作戦の氷の死刑台などが
その系統になる。

 ペロリンガ星人編は天体観測が趣味のフクシン三郎青年に少年
の姿で近付いて仲良くなり最終的に星の世界へ連れて行ってやる
という形で、これまで多くの人達をペロリンガ星に連れて行って
いた事が語られる。

 つまりセブンの世界では ある日突然行方不明になった人達は
ペロリンガ星人によって、ペロリンガ星に連れて行かれたという
事になっているようだ。

 ペロリンガ星に連れて行かれた人々の事は語られてないのに対
して、あけてくれの世界ではユートピア系のようでガイドとなっ
ていたSF作家・友野健二は1年半もの間そこから小説の原稿や電
話での連絡をしているのだから凄い。

 それに引き換え悲惨なのは氷の死刑台でのサラリーマンの岡崎
だろう。

 通勤途中に加瀬から声をかけられると言葉巧みに‘1日蒸発’を勧
められ、それに乗ってしまい人間の冷凍保存の実験台となり7年
間眠り続けた末に目覚めると冷凍人間になってしまうという悲劇
に見舞われるのだから。

 理想郷に旅立つ‘あけてくれ’とペロリンガ星に連れて行かれる
‘円盤が来たに、人間の冷凍保存の実験台にされる‘氷の死刑台’と
結末は’それぞれだったのだが・・・

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