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こーじ苑
高校サッカーとクラブユースは日本サッカー強化の両輪
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/football_zone/sports/football_zone-428539
先日国立競技場で行われた高校サッカーの決勝・岡山学芸館ー東
山戦の観客は5万868人だったようで、昨年の4万2747人を大きく上
回ったらしい。
もともと高校サッカーは日本が弱かった昭和の時代から人気があ
り年末年始から日本を訪れていたヨーロッパの某スター選手が、元
日の天皇杯決勝より高校サッカー決勝の方が観客が多く驚いていた
という話があった。
Jリーグが発足した頃あたりにフィジカル重視で全盛だった国見を
批判する意見とも相まって‘ユース世代は目先の勝ち負けより、テク
ニックの基礎を学ぶべき’的な意見がマスコミの辺りから多く出てい
た事もあった。
たしかにサッカー先進国ではそうだし日本のようにトップチーム
とは明らかにレベルが下がる高校サッカーが興行的に成立する国は
珍しいし、その代償としてトーナメント戦で行われるため勝利至上
主義的なフィジカル重視スタイルが幅を利かせるというのも事実だ。
ただしテクニックの基礎を磨くクラブユースのメンバーで組んだ
チームは、いいサッカーをするものの守りを固められて得点できず
引き分けに持ち込まれPK戦で敗れてアジア予選を突破できないケー
スが多々見られるケースもあった。
つまりクラブユースは‘いいサッカーをしても勝負弱い’という短所
が見られたのに対し、高校サッカー経験者はトーナメントを勝ち抜
かないといけないため勝負強いという長所もあったのだ。
そういう意味で勝負強さが身に付き人気がある高校サッカーと、
テクニックの基礎から学べるクラブユースは日本サッカーを強化す
るための車の両輪のようなもの。
中村俊輔がクラブユースから落選し桐光学園で才能が花開いたと
いう話を聞いても高校サッカーという受け皿があるのはいい事であ
り、大観衆の中でプレーできるのも箱根駅伝ではないがサッカーの
裾野を広げる意味でも貴重な存在だと思うのだ。
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