スーパーX 進化論

 ゴジラvsビオランテに登場してインパクトを与えたメカがスーパーX2で、
84ゴジラに初登場してゴジラを追い詰めた自衛隊のメカ・スーパーXの進化
版だ。

 そしてスーパーXは3まで登場するのだが・・・・・

  84ゴジラに登場したスーパーXは、もともと核戦争の際に首都防衛を目的
に作られたメカでチタン合金とセラミック製耐熱タイルで覆われているため
かなりの高熱に耐えられるという設定になっていた。

 そして核反応を抑えるカドミウム弾を搭載し照明弾を打ち上げてゴジラが
吠えた口にカドミウム弾を撃ち込んでゴジラの体内の核反応を抑えて活動を
止めた。

 ところがソ連の地上攻撃用核衛星が誤射した核ミサイルが撃破された
ものの、核爆発による落雷でゴジラが目覚めたのでカドミウム弾を撃ち尽く
していたため新宿の高層ビル群を盾に使いながらレーザーとロケット弾で
猛攻するが通じず。
 ゴジラの発射する熱線に当初は耐えていたが、何発も受ける間に限界に
達して不時着し最後はゴジラが倒壊させた住友三角ビルの下敷きになる。

 スーパーX2はスーパーXが有人だったのに対し、2は無人で防衛庁地下
から遠隔操作されている。
 また潜水機能もあるしミサイルやバルカン砲に魚雷といった通常兵器も
増えているが、何といってもゴジラの熱線を1万倍にして跳ね返すファイヤー
ミラーを搭載。

 最初の戦いでは浦賀水道でゴジラの熱線をファイヤーミラーで何度も跳ね
返して東京上陸を阻止したものの耐熱性が低いミラー部分が解け始め、
ゴジラの尻尾に叩かれて辛うじて基地に戻る。

  2度目はファイヤーミラーの修復が間に合わないまま大阪で抗核バクテリ
アを撃ち込む作戦の時間稼ぎとして投入され、通常兵器を撃ち尽くした後に
ファイヤーミラーを使用するがゴジラの熱線に耐えられず大爆発を起こした。

 とはいえ抗核バクテリアを撃ち込む事には成功したのでスーパー X2の
犠牲は無駄ではなかった。

 そしてvsデストロイアに登場したのがスーパーX3。

 対ゴジラ兵器というよりも原発事故や核攻撃に対抗する兵器で武装も超
低温レーザーや冷凍ミサイルを搭載していただけでなく、メルトダウン寸前
のゴジラが発射する超熱線を受けても大丈夫だった。

 メルトダウンを起こしかけていたゴジラを豊後水道で迎撃し、周辺の海面
ごと凍結させてカドミウム弾を撃ち込んで動きを止める。
 更にゴジラとの最終決戦で空に逃げようとしたデストロイアを冷凍レーザー
などで撃ち落してトドメを刺して倒した。

  こうしてみると人類の対ゴジラ戦兵器の進化を見る事ができて面白いが、
最もやっかいだったのはゴジラが発射する熱線。
 1発・2発は防げても何発も受けていたら最後はやられてしまうというパター
ンが多かった。

 だから最後の3では機動力を駆使してゴジラの攻撃をかわしながら冷凍
兵器を浴びせるという戦法を取って活動を止める事に成功したのだった。

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コメント
 
 
 
驚くべきは (NEXUS(偽))
2009-12-23 11:27:10
スーパーXシリーズは自衛隊のマシンなんですよね。
Gフォースの生み出したメカゴジラやモゲラはゴジラの熱線にも何発も耐えられる上に互角(モゲラは妖しいですが)に戦えるほどの戦力を持っていました。
スーパーXシリーズはGフォースマシンほど戦力が無い、と思いきゃ「デストロイア」ではGフォースマシンを押さえてVSシリーズ最後のメカとして登場しています。
X2のファイヤーミラーが後にメカゴジラのプラズマグレネイドに応用されていたり、モゲラのブルーダイヤモンドコーティングに流用されるなど、ノウハウがGフォースに影響を与えていた事になります。
一撃でゴジラに壊される戦車やメーサー車と同じく「自衛隊」のメカで在りながらゴジラと長時間戦う事の出来たスーパーXシリーズは実に味のある、渋い存在だったと思います。
 
 
 
本当ですね (こーじ)
2009-12-24 00:16:13
>NEXUS(偽)様
 スーパーXシリーズは、ある意味Gフォースより有効な兵器でしたね。
 vsデストロイアではメーサーも冷凍兵器にバージョンアップしており、自衛隊侮るべからずですね。
 
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